Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

探せども・・・

中々本調子が出きらない9月の前半ですが、今月も少し臨時の休業日をいただきます。祝日の15日の月曜日と23日の火曜日を休業させていただき。勝手ではございますがよろしくお願いいたします。
さて昨夜は、セラーの整理が相変わらず疎かな状況を露呈してしまい、彼女のオーダーには何度か失礼をしてしまうことがございましたが昨夜も。
・Grands Echezeaux’91 Francois Lamarche
・Chateau Dauzac’86 Margaux
同じラマルシュでしたがリストにはエシェゾー’89が。ただ、作成者自身も”え?そんなのありましたかね・・・”そんな印象でしたので、やはり見つかる訳も無く。お恥ずかしい限りではございますが、実際にはそんなことも。ですので目に付いていたのは彼のワンサイズ大き目のエシェゾーの’91が。ただ、あの彼女には’91かあ?と言われてしまいそうな感じはひしひしと。そして彼女同様に私にもグランと付かないエシェゾーの方が安定感を感じさせられることが多く。
ですが、今回は素晴らしい当たりでした。ブルゴーニュの’91はさしてネガティブなヴィンテージではなく、個人的には想定以上の味わいで。柔らかく熟成したアメリカン・チェリーのコンポートのような甘みに今宵も少しご相伴に預かれればと切に願う美しいブルゴーニュ
深夜にお越しのタンコブのムッシュは、例の事件の日の次の日は腫れは引いておられたのですが昨夜はまたもや生々しいお顔立ちに。青みが移動すると言いますが、その通りに左右に散らばりながらも上下にも。ですので宛がわれていたサングラスですが、これがまた何でしょう、強面で。ましてや短く刈りつめられた短髪のムッシュですのでおそらく面識の無い方は、確実にご職業のイメージは異なるものを・・・・。
そんなドーザック’86は今月のヘビー・ローテーションに使うまろやかにしてスパイシーなマルゴー。正直ヴィンテージをしっかり選びたいシャトーながらも十二分なパフォーマンスを感じさせる上質なグラン・ヴァン。
それにしても”飲み方を考える!”とおっしゃられていたのに結局はグラッパまで行かれ。お帰りもタクシーさんまではお供いたしましたが、ご自宅まで無事着かれたのだろうか・・・・・・。

               Sommelier R.Imamura