Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ひ、ひえええーーー

9月の初日は日が変わり朝方に事件が。少し目を離したスキと言うか、ただ今期は本当に私が見る限りでは大変な事態に為りかねない気が致しますので・・・・・・。もし、後日当のご本人が無事で問題がないようでしたらまたちらりと。
・Santenay La Maladiere’96 Muzard
・La Gravette de Certan’87 Pomerol
月初と言うものは、何か新たな気持ちへの切り替えですが何分不安も有るもので。ですのでこの日はメニューの変更もございますが、お早い時間のゲストにもホッとさせられるものです。入れ替わり立ち代りの最小ゲストにも関わらず、終わってみれば無難な立ち上がりだったような。
和食の料理人さんは、店名通り大きなお体をされておりますが穏やかな気性をお持ちの方で。柔らかいブルゴーニュをいつもながらも、本音はどうやらあまり進みすぎた熟成感には興味はそそられないそうでこの辺りのしなやかさで十分と。まあ、12年前ですからね。まだまだ熟成してくれそうですが、このくらいで楽しんであげるのも間違えではないような。ただ、お話の中心は日曜日に我が家が購入した炊飯器の話題が多く。信じられないような幅広い価格帯のジャーの数に詳しくご説明をいただきましたが結局、中間クラスのものなのかな?ただ、私達の概念では中々よろしいお買い物のような・・・・・。ご飯のお味は然程変わらないような気もしましたが、この料理人さんはお米の質の方が大切と。まあ、そうでしょうがやや販売店の方のセールス・トークにも負けてしまっていたので。
衝撃の事件のムッシュなのですが、相変わらず解決しないお話に朝方まで。延々と飲み続けられましたがどこかで止めてさしあげるべきでした。
ポムロールでも異色の存在ながらも、個人的には好みのシャトーであり思いえも沢山。そのヴィユー・シャトー・セルタンのセカンド・クラスの熟成は久しぶりで。ほろ苦いビターなニュアンスの中に隠された芳醇な甘みは時間と共に。きっと今宵もいつまでもムッシュにはほろ苦さだけが主張されてしまう味わいしか感じ取れないすれ違う会話だったかもしれませんが、私にはまた何の事は無い”この前はすまんなー”で済んでいただけることを心から。

        Sommelier R.Imamura