Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

うーん

暑さに追い討ちをかけるようにお天気の不安定さなども要因にはなるのだろうか?オリンピックの影響もそろそろ気になりますが、昨夜もゆっくりすぎて・・・・。のわりにはと言うかシガーだけは欠かさず頂いているような。
昨夜は一瞬の空元気のような瞬間だけに。
・Chambolle Musigny’01 Philippe et Vincent Lecheneaud
・Chateau Langoa Barton’01 St Julien
ここのところのグラス・ワインの動いているボルドーブルゴーニュの2アイテム。どちらも’01でボトルで扱うにはやや早い段階にも思われますが、ヴィンテージ的には例えばボルドーの’00やブルゴーニュの’02など偉大なヴィンテージの狭間に据えられたおそらく早くから楽しめる生産年かと。事実テイスティングの印象はどちらもこの2本はグラス・ワインにしては贅沢すぎるほど。特にレシュノーのシャンボール・ミュジニは開けたてから心地良くチャーミングな果実香が一気に花開く感じで味わいにも酸の刺々しさがすでに纏まりを帯び円みのあるピノノワールに仕上げられており。
かたやランゴア・バルトンは幾分開けたてには硬さが見られやはり早いか?と思わさせられるもののグラスの中で随分豹変するタイプでタンニンのざらつきの後にココアのような芳醇な甘みとビターな大人びた味わいを兼ね備え。どちらもバイ・ザ・グラスにしては高価な価格帯に置かれておりますが、ボランジェの後にいきなりここの2種へと飛ばれる方がこのところ目立ち。特にレシュノーは何杯か続けてお注ぎする場合もあり味わいに納得される姿も見て取れ。と書きながらももう手持ちは無くなりつつ。
さて、これからの数日間は何処かしらで花火大会があるようで。ワインのお届けなどの依頼もいただけてはおりますが、もし気分的にも余裕があられましたら余韻にひたりながらのワイン・グラスを傾ける祇園街など如何でしょうか。

            Sommelier R.Imamura