Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

8月は

8月はインデントで届けられたイタリア・ワインを特集で。ピエモンテトスカーナをセレクトしているのですが、やはり幾分プレステージの高い高額商品が主体になってしまうのも事実かと。
予想通りの8月の寂しさを昨夜も過ごしたのですが、腐らず新規の顧客に対してのアプローチは大切に。特に昨夜は東京と大阪からの方がおられましたが証券系のビジネス・マンの方々は大変そうで。今宵のムッシュぐらいのキャリアの方は問題ないそうですが、トップの方と新入社員から3年目ぐらいまでは全て解雇されているそうですのでサブ・プライムはニュースの世界だけではないようで。
・Rossj−Bass’06 Gaja
後半のご常連さんのふらりとお越しになられた感は、私にもリラックス・タイムでした。こんな晩が続けば問題だね、とのお言葉は事実でしたがまあ数日後のご来店のお言葉もいただけたのでそんな兼ね合いはとても重要かと。
色々、イタリアの特集をご覧いただきましたが今月はやはり男性お一人で試されるワインは少ないかもしれません。例えばソライアの’78なんかはボルドー五大シャトーの’78よりもストーリーを多大に有すファースト・ヴィンテージ。宝物のような1本なだけに以前扱わせていただいた際はやはりマダムが’78の方でしたので。ただ、今回は価格がそれでも3分の2に抑えられましたがそれでも・・・・。
なので今宵はガヤの白を。ハーフ・ボトルというのと’06は私も実はまだテイスティングしていなかったので。ガヤの白は特にガヤ・アンド・レイが本当に手に入らなく。そんな為かこのロッシ・バスに於いても少し纏め買いしておく始末です。まだまだ若いせいか酸が果実味の前に立ってくる印象は否めませんがトランスバージュ後は流石に彼のニュアンスを。少しブルゴーニュと言うよりはカリフォルニア・タッチでもありますが洗練されてくる数年後の熟成を待ちたいものです。
お好みの生牡蠣を今年も合わせていただき、その後のシガーはお疲れか半分ほどでしたが私が吸い終わるくらいのころにお席を立たれ。ムッシュもまた私にとっては聖職に値する生業を。おっしゃられるように様々な世界観のある職業はございますが・・・・・・・・・・・。

             Sommelier R.Imamura