Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

気が合えば

7月のスタートゆっくりとでしたが、やはり中盤は男性陣の幅を効かす時間帯なのでしょうか。お一人でのご常連さんのムッシュは、何時しか気が合われたようで。
・Chartogne−taillet Blanc Blancs
・El Campanario’96 Abadia Retuarta
お目にかかられたのは初めての男性同しではございますが、お一人でお越しのゲストの皆様には何か共通の世界観が有られる方はおられるもので。職業や年齢は全くと言ってもいいほど異なられるものなのですが。事実ドクターと建築関係であり、勤務医と経営者であれば共通点は見出し難く。ましてや片やシャンパーニュしかお飲みになられないドクターと様々に機会を経る度にワインのお好みのタイプが変貌され今宵はスペインの赤にたどり着かれるムッシュとは余りにも・・・・。
ふくよかで洗練されたシャルトーニュ・タイエのブランドブランは、ボランジェを数杯飲み込まれた後にお勧めした1本。結局、お一人でボトル2本を飲み込まれる形に為られましたがそれも偶然居合わせた方との会話につられたのかもしれません。
こちらもまた熟成を経てスペインのややぼったりとした果実のボリューム感を柔らかく纏まりのあるものに仕上げたアバディア・レテュアルタ、綺麗に変貌しながらも共通項はワイン自体にはあまり。
意外にも今宵のポイントは、お魚の鯛に言及され”鯛の鯛”と言う小さな骨になるのでしょうか?マダムの集められる意外なコレクションと言うか。存在自体は存じておりましたが、集めておられる方までは思いもせず。最終的には色まで塗られ小箱にいっぱいにされておられるようで。必然的にこちらのお二人のお食事は和食のお店中心になられるようで。
まるでワインのエチケットを集められるようにこの”鯛の鯛”も思い出のひとつに為られるとおっしゃられるのは少しだけ理解は出来ましたが・・・・・・・・。
まあ、そんなものか。

             Sommelier R.Imamura