Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

連日の酔いに

一昨日ほどではないですが、少しづつ動きながらもまだまだ閑散と。ですが、ワインが体の中に入っていく量では昨夜も随分と。
・Meursault Clos du Clomin’99 Patrick Javillier
・Shifflett Estate’04
・Chardonnay’05 Sequoia Grove
ワインと言うものは、表現の仕方によってとても難しく感じられるものからとても楽しいものにまで色々な姿に。そこに上手な架け橋に為るべきソムリエの立場なのでしょうが、難しいですね。人間なので。まあ、何と言うか”飲み易いワインだな”この表現でどのようにそのワインの印象を捉えられますか?文字だけでは伝わらない部分もございますが、パトリック・ジョバリエのムルソーは熟成の色合いを濃く映し出し、柔らかく酸も抑えられ円みのあるワインかと。職業病でしょうか?おそらく、この表現をされる方は私が思うにまだ飲み頃には達していない”飲み難い?ワイン”がお好みなのでは・・・・・。
相変わらずのお姉さん方は、後半にやはり酔ってる!と言われながらも延々と。基本的にボルドー、カリフォルニアの力を求められるお二人ですので酔いが強いほど一段と当たりが強いワインが必要でしょう。ただ、若い荒さだけではお許しいただけないのも本音で。熟れたタンニンの中に強い果実味が表現されるシフレット・エステート。少ない数ではありますが、こんな時に最適なパフォーマンスを。
好きな思い出があるセコイア・グローブ。こちらもカリフォルニアですが、カベルネ・ソーヴィニヨンの印象が大きく。ですが、珍しいシャルドネを頂いたので。先のムルソーとは異なるスタイルですが理解すべき豊満さです。より解かり易く、近づき易い外交的なワインかと。そしてシガーの甘みを助長する深夜の愛すべき存在・・・・・・。

              Sommelier R.Imamura