Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

後半が・・・

先週末の土曜日を振り返り。
穏やかな感じでもあり、また後半の大人数の方には申し訳ないですがお断りを。素敵なワインもありながらも〆は苦さをも感じさせられる状況に。
・Lucente La Vite’95 Frescobaldi & Mondavi
・Chateau Talbot Caillou Blanc’05
・Moet & Chandon Dry Imperial’78
・Chateau Berliquet’99 St Emilion
お好きなのでしょうが、いつも同じ銘柄を問われながらも価格の問題で却下されるこちらのムッシュにはお勧めを。モンダヴィがイタリア・トスカーナにて仕込むプレミアム・ワインのルーチェのセカンドのルチェンテ。今回は熟成した’95が手に入り個人的な興味も兼ねたお勧めに為ってしまいましたが、やや小ぶりなものの流石の安定感を。開けたての酸の立ち方にデキャンタージュの必要性を大いに感じさせる閉じこもり具合でしたがガラリと表情を変えてくれる辺りがワインの楽しさであり素晴らしさ。2本目は酔われていたようでしたので若いボルドーで穏やかに締めくくりましたが。
奇妙な関係を感じさせる組み合わせのゲストですが、この方の奏でるピアノの旋律は個人的に大好きで随分店内でも。ただ、音が飛んでしまう傷が出来てしまい今回おねだりしてしまいましたが・・・・。そんな方々はお話のかみ合われない不思議な会話ではあるものの’05の出来の良さを改めて。ボルドーの4級のシャトー・タルボが造るボルドー・ブラン。若いですがとても充実した果実味にこのヴィンテージの将来性は確かに。幾らか高くも感じさせますが理解出来る範囲のこのシャトーはお買い得かと。
後半に’78を。テタンジェ・コレクションまでは行きませんでしたが、このモエでも十分過ぎるくらい。おそらく多くの先入観を持たれる方々にお試しいただきたい酒類の中でも最上のもののひとつかと。クラスの問題でややひねた香りは出始めておりますがそれを越える極上の甘美な味わいに思わずおかわりを頂く最上の。
極上のシャンパーニュが、かき消されるほど激高されたマダムの通話の様子に諦めました。荒れる感情に柔らかいサンテミリオンの味わいが救いであれば良かったですが。男と女は難しいもので・・・・。
    Sommelier R.Imamura