Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

やはり集中して

週末は予想通りの一気に集中してゲストのご来店が。分散していただければという気持ちは無いものねだりかもしれません。
・Opus One’98 Mondavi & Baron Philippe
・Cabernet Sauvignon’95 Robert Mondavi
・Chateau Calon Segur’81 St Estephe
・Morfey St Denis’84 Jean Lefort
・Hermitage’83 E.Guigal
・Chateau Talbot’81 St Julien
・Vosne Romanee’76 Jean Pierre Mugneret
今宵はマダムをお連れのご常連のムッシュは、やはりお一人の状況とは異なり。予想通りのオーパスとセギュールを含めた3本のノルマのような感じでしたが私自身も楽しめる内容と飲み込み具合でした。ハーフでも限られておりますが需要があるもので。若さ漲るカベルネ・ソーヴィニヨンの典型を。
比較には面白いモンダヴィの’95。かなりしなやかさを兼ね備えたエレガンスをも感じさせるスタイル。ただ、やはり数字は正直なのか素性はオーパスに。なにしろ今宵の3本の内でも唯一のデミの彼が最もハイ・プライスなのですから。
最終は安全パイのセギュールを。’81は今回複数手に入れられましたので、柔らかく熟成した側面もみせながらサンテステフの力も感じさせ。やはりヴィンテージがものを言う感覚が。
ご接待の内訳は、こちらも3本のノルマに。全てフランスでしたが、どうやらシラーに抵抗を持っておられたようで。その感覚を覆すギガルの素晴らしい熟成を堪能され。ブルゴーニュの村名は軽やかにスタートさせてくれるチャーミングな1本。
エルミタージュは、今正にローヌのアクを取り除くように綺麗に熟成を。甘い液体ながら後半の余韻にしなやかにムスクが隠されており、とてもエキゾチックで。
最終はボルドーを。タルボの’81で今宵は’84’83’81と贅沢な流れでした。ただ、ホストのMRさんお二人は少しお疲れか、タルボは半分ボトルにてお持ち帰りを。うーん、やはりローヌの特別な世界感を見ていただけたのは嬉しいですが。
最終は3:00ごろからでした、今宵珍しく体調不良のようなムッシュでしたが、それでもこの時間まで。優しいブルゴーニュで・・・・。
 Sommelier R