Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

今宵も

辛うじて女性のゲストが、お一人はおられましたがやはり昨夜も閑散としながら男性陣ばかりの・・・・・・。うーん、面白い方なのですがどうも感覚が違うと言うか。
・Morey Saint Denis’84 Jean Lefort
記憶と言うのは何かのきっかけでしっかり残ると言うもので。こちらのゲストは一度しかご利用はいただいていないのですが、お連れの方と前回は喧嘩に為ってしまわれ。教育者の皆さんでしたが、何となくねちっこいお話口調でしたので一段と記憶が。その上、ワインに関しても随分饒舌で。お帰り際に外へと誘われたのですが、余程でなければ・・・・・。ましてや他にもゲストがおられるのに感覚の違いは感じましたが、それ以外は嫌いではない方でしたけれども。
1本目はボルドーを。レゾルム・ド・ペズ’01は、強さも漲らせる中にもエレガントな纏まりを感じさせるシャトー。飲みっぷりは素晴らしく、あっという間に飲み干すお二人でした。ここまでは全然素敵な紳士でした、釘も刺しておりましたし。
2本目は、全く異なるタイプとのことでしたので個人的なテイスティングも兼ねたブルゴーニュのオールドを。正直、ご予算的には随分お勉強をさせていただきました。まあ、私自身も飲んでいないものでもありますし。村名クラスの熟成したピノノワール失礼ながらこの世界観はお初の体験に為られるでしょうし、こんな思いはお近づきの印でもあるのですがこの辺りから本来のお人柄が出てこられ。繊細に溶け込んだ柔らかい酸と甘酸っぱいニュアンスに楽しみを見出されながらも何処か違う世界へと動き出されており・・・・・。
お隣で中々気難しく飲み込まれるワイン・ラヴァーのドクターに微妙な牽制球を出されながらも笑えるシュチュエーションでしたが・・・・・。
後半のマダムにお勧めいただいたダニエル・リオンのヴォーヌ・ロマネ’96は今宵の中では素晴らしい〆になり落ち着かされましたが。

               Sommelier R.Imamura