Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

やっぱりボルドーなの

三月の中盤からの流れが嘘のような閑散とした私共で。頑固親父のような店主でさせていただいているつもりはありませんが、基本的にはカウンターに立つ唯一のソムリエの為他店さんでは通用しないような振る舞いや好き嫌いも正直。人間的にはまだまだ未熟かもしれませんが、プライドを持ちビジネスをさせていただいているつもりも。
・Barbaresco’99 Gaja
・Chateau Mouton Rothschild’76 Pauillac
最愛のガヤは今宵のマダムには、大きな評価は得られず。やはりボルドーなのでしょうか?まあ、好みの押し付けやご自身を偽ってはいただきたくないので。やはり、何処かに酸のまろやかさと強いストラクチャー、そしてタンニンのあたりが欲せられるボルドー・ラヴァーなのでしょう。
ご冗談をおっしゃられながらも、ご利用の間隔があいたりするのは辛口のコメントをしたりワインを飲みすぎたりすることだと、おっしゃられ。自身も理解はしておりますが、真意はそんな感じには受け取れづ。ただ、個人的には他店さんにも足を運んでいただきたい。他所さんの良い部分がクローズ・アップされれば、これはこれで仕方が無く私の努力不足でしょうから。ただ、何かの理由があられるからこそご利用いただいているのではないかと。最終的に穏やかな気持ちで戻っていただければ。
そんなことを言いながらも、今宵何とか仕事をさせていただいたなあ、と感じさせるムートンでしたが。結局、このクラスを飲まれる辺りは流石だなと認めざる負えない気はします。今宵、従業員の女の子達を連れ今夜の最後の1杯は熟成のピークの’76。中程度のヴィンテージながらも色々な表現がありながらもムートンは期待を大きく上回り。ボルドー・ラヴァーに気持ちよくお帰りいただける熟れたイチジクのアロマにオリエンタルなスパイシーなニュアンスは正しくムートン。
価格の問題だけではないのですが、このようなワインを扱わせてただけるゲストを本気で無下にすることなど有り得ない気がいたしますが・・・・・。
ま、飲んだ席でのお話ではありますが。
            Sommelier R.Imamura