Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

今度はブルゴーニュ

お好みは色々で。結局、前半からの豪快なご常連さんとともに日が変わりそれ以降はつぶれてしまい、何事も無く。
・Bourgogne Pinot Noir’85 Nicolas Potel
・Vosne Romanee’97 Bernart Martin Noblet
・Beaune Perrieres’86 Leroy
・Calera Mills Vieyard’98
歯科医Kで祇園街でも名の通るムッシュ。良い意味で兄貴肌の彼には、本当に父親ほどの年齢差ながらもいつも互角の飲みっぷりにしてやられてしまいます。ある段階からお互いに切れてしまい、お楽しみになってしまうのは良いのか悪いのか・・・・・。
基本ピノノワールブルゴーニュしか飲まれません。偶にアルザス、カリフォルニアぐらいは有りなのですが。若いヴィンテージのニコラ・ポテルは浴びるほど飲まれておられるので’85はまず1本目で。
ヴォーヌ・ロマネの文字が見え隠れするだけで、笑顔が出てしまうのも解かる気がします。この辺りから祇園街がらみのお姉さん方の出勤の為、独壇場になってくるのですが。獣のニュアンスがブルゴーニュ・ルージュには出せない特別なアロマかと。
お好きなルロワを。ボーヌか。と言う一言に意地悪を添えましたが’86と知り俄然、やる気を出され。ただ、この頃からお連れの理恵さんを恵理さんと呼ばれたりして怪しい雲行きも。いつも奥行きを感じさせるルロワのエチケットは、’86らしい緻密さを帯びて。
最後はカレラ・ミルズを。ここからはもう我慢出来ない欲望がひしひしと。恵理さん?理恵さんの巧みな逃げ口上もある時点からは、鍛えられた筋肉の塊のようなムッシュに捕まっておりましたが取りあえず事無きぐらいで・・・・。その後は知る由も無いですが。若い間はピノノワールとは思えないくらい麝香のニュアンスを持つミルズも10年経てば洗練さを持ち始めて。この間シガーを2本も燻らせた私は極上の気分でしたが、王様にアロマを届ける家臣のようなものだったのかもしれません・・・・・・。
確かに理恵さんは、偶に間違えられてしまっても仕方ないかも。

          Sommelier R.Imamura