Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

やはり

花粉症の症状が出始めたのか、鼻の具合が芳しくなく。そんな悩みを抱えながらのヴァレンタイン・デーは、やはり女性よりも男性のほうが歴然と多い残念な晩で。ましてや男性のお一人がこの日も目立つ印象が。
まあ、その中でもいつもの芸妓さんは相変わらずの賑やかさと手作りのチョコレートに・・・・。
・Dubl’04 Feudi di San Gregorio
意外にこの晩は同業者さんの後半のご利用が目立ち。しかも珍しく表周りのスタッフの方やバー・テンダーの方が。いつもはお料理をされる方のほうが頻度は高い気がしておりましたが。
後半に入れ替わりのような感じでお越しのバー・テンダーさんは大晦日に失礼をしてしまったことと新年のご挨拶すら目と鼻の先なのに出来かねていたこともあり。そうだなー、この縄手通りには少しながらもお付き合いがある京都でも個人的には屈指のバーが何件かあるかと。その中でも比較的、顔をさしてしまうような微妙な状況が、何となく回避出来る気がする一軒で。
後やはりワインの品揃えも個人的には楽しませていただけるものと言うのも。
そんなムッシュとご一緒する今宵はスプマンテ。ジャック・セロスが南イタリアのサン・グレゴリオと共に仕上げる、比較的彼の造るものとしては近づき易いメソード・クラシコシャンパーニュのシャープさは持ち得ないものの暖かい太陽が感じられるややぼったり感が楽しめるスタイル。
時間もありシガーをご一緒しながら業界や現状のお話が情報収集にもなる貴重な瞬間で。
ただ、個人的には年の差は10程あるこちらのムッシュ。扱うもののワインと酒類全般とで異なるスタイルではありますが、やはり学ばせていただける部分やそして感じ取れる魅力が足を運ばせるのでしょう。そんなことも含めて10年後の自分の進むべき道もまた、考えさせられる瞬間でも。
特に2月はそんな感傷的にも思える出来事もまた有るもので・・・・・・。

             Sommelier R.Imamura