Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

顧客層

月末の作業をこなすこの時期ですが、ダイレクト・メールの宛名のプリントで私共のお送りする枚数が約900枚。先代からの10年間の顧客が完全には整理されてはおりませんが、これくらいかと。まだまだ、実のある対応を出来かねてはおりますが年間に一度でもこの葉書をご覧頂いて思い出していただきご利用いただければこれはこれで。
そう言った意味でも面白い顧客層が私共には。歴然と比率としては多い男性に、色々と考えさせられます。特にお一人でのご来店は、その方のお人柄が物凄く表れ。こんなお商売ですので、出来ればそうだな懐が大きくありたいのですが・・・・・。昨夜も雨降る状況に前半のご予約が無難に、その後特に後半のどんよりとした雰囲気は何とも辛く。正直根暗の私の私ですが、若輩者で男性の詰まる思いには応えかねる瞬間も。日付が変わるころの私にとてのミニのディーラーさんは、勝手知る中ですのでリラックスする時間帯でしたが。
2:00ごろからのまだあまり面識の無いムッシュのお一人で、しかも終電で祇園街を目指されたのは、ここだけの話少しご理解し辛く。ましてやお嬢様に受験勉強に関するお悩みまでは良いとして・・・・。ビジネスの悩みを延々と。今宵の雲行きを表現するような状況に。夢は?と問われ男性たるもの、ましてや30代半ばの私には当然。40代半ばのムッシュには、少しお疲れが見て取れ。良く良くお伺いさせていただきましたが個人的にはやや重荷に感じられました。まあ、それほど深刻に捉える必要も実は無いのでしょうが出来ればワインは楽しく飲んでいただきたい。バーとしてはそんな利用法も理解は出来ますが・・・・。
その後から来られたご常連の料理人さんは、毎度の祇園街のお姉さんを伴われボランジェを浴びるように。些かデリカシーには欠けられるものの、ストレートな欲望を前向きに表現される辺りが共感を。あまりにも対照的なお二人に年の頃も同じだけに考えさせられましたが。
10年後の自分には残念ながら置き換えては、考えられませんでしたが世間一般からすると如何なものでしょう・・・・・・。

        Sommelier R.Imamura