Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

アストン・マーチン

相変わらずの寒さに昨夜はご接待のMRさんに追いかけられるような晩でしたが。中盤からの祇園街がらみのゲストに限られた時間で。その後は東京からのスピード狂のムッシュで、最後に先ほどのワイン・エキスパートのMRさんに最後まで。何とも楽しくも・・・・・。
・Chateau Leoville Las Cases’91 St Julien
先日のご利用時にはアストン・マーチンを購入されるご予定でしたムッシュは相変わらず東京スタイルと言うかワインに関してもお話に関してもかなりそれらしく。まあ、そうでしょうね個人的にはあの車が購入できる方は私のような住宅ローンをその代金に充てるなどとは思われないでしょうし。確かにボンドに中を舞うあの車はかっこよかったですが・・・・。
お連れの方の思惑も面白く男性ながらラトゥールをおねだりされている辺りも非常に何と言うか。結局、延々とワインについての談義というか講釈は続き2級のスターを。まあ、これまた畑もすぐ近くですのでラトゥールの面影もほんの少し。ただ、所有者の伯爵はこのての表現に拒否反応を示されるお一人かと。
’91は今本当に非常に素晴らしい。最初から個人的には柔らかくもふくよかなサンジュリアンのバランスを感じておりましたが、ムッシュには硬さを指摘され。うーん、こんな時はいやらしいかなリストの中に並べられているラス・カーズの’83’79’59と言うヴィンテージはものをいいます。ただ、デキャンタージュ後の変化に皆様一様にポテンシャルを感じられ終わりよければ。こういったスタイルも東京らしいかな?間違ってるでしょうか?
後、本日は出勤前に祇園街南側へ売り掛けの回収に。雪の舞う中、祇園で10年くらい働いていても南側の世界はまだまだ知らないことが沢山。お茶屋さんへお伺いしたのですが正直”花見小路四条下る”だけしか教えていただけないので探しに探して。花見沿いだったのは幸いでしたが、うーん流石に高級感漂う立派な設えと対応に出られたおばあちゃんのバランスが絶妙で。仰られる通り銀行振り込みすらまま為らない感じに当たり前の手間かなと妙に・・・・・。ああ、それにしてもあんなエリアでビジネスがトライ出来ればそれもそれで興味深い。無理かな・・・。

              Sommelier R.Imamura