Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

お返しにプロヴァンスの贈りもの

ワインの日の20日が中盤から賑やかだったのは幸いでした。この日もご常連のマダムより頂き物がとても素晴らしいワイン・グッズで。高島屋さんのオリジナルの革表紙のワイン・ノートを。とてもシックで実用的なこのノートは国別のインデックスなども考えられておりエチケット整理にも活躍するのでは?ありがとうございます。お返しにはならないかもしれませんが連日の抜栓のピーター・マイルさんのワインをお楽しみに。ワインにはストーリーも含めた味わいが楽しく。
・Chateau Haut Brion’87 Graves
・Nuits St Georges’96 B.Martin Noblet
・Chardonnay’96 Stony Hill(Napa)
・Chambolle Musigny’91 G.Roumier
久しぶりのムッシュは、今宵は随分親密な感じのマダムを。大切なお客様と念を押されたのもあって20%オフ・プライスの後押しも更に加わり五大シャトーに落ち着き。オーブリオンもいいなあ!ダントツにラフィットが個人的にはですが、いぶし銀と言うのでしょうか?落ち着いた英国紳士的な振る舞いを感じさせる酒質では。’87と言うのもまた幾分心に余裕を与えてくれます。まあ、トップ・ノーズから認めざる負えない複雑なコーヒーの焙煎香が溢れんばかりに。
ジェントルな雰囲気なムッシュは、いつも可憐なマダムを伴われて。残念なのはいつもテーブル席にて親密な時間を過ごされてしまうこと。当たり前か。ただ、至らぬ部分で上質なワインをご自身でなみなみとグラスに注がれてしまう辺りに何処かしら焦りが感じられるところです。今月はこのマルタン・ノブレに頼り切った感じでした。今回も納得の遷ろう果実味で。
ムッシュはこのところ白に固執を。また、予定通りにミュジニ’82を取り置き依頼される辺りは素敵なお気持ちを。カリフォルニアのシャルドネも10年以上の熟成は荒さも穏やかにバランスが感じられ。ただ、今宵は遠方からの久しぶりのドクターのお隣に素晴らしいワインのシェアを。
40%ぐらい値引きしてしまったのでは?ただ、選択肢の中からストーリーどおりのワインを選ばれたことに気持ちよさが。硬さは残る気難しさもありますが知的で繊細な代表例のようなルーミエ。お好きな方のお手元にお渡しできるのはこれまたソムリエ冥利なのでございます。土曜もお待ちして。R