Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

少し早めにありがとうございます

昨日は早めのスタートだった為、つぶやけず。解かってはおりましたが、あのお寿司をいつものご常連さんは早めのお誕生会をひらいていただけ。
どうしてもとのことで、リクエストさせていただいたものはソムリエ・ナイフでしたがお連れのママさんにはお探ししていただくご苦労も申し訳なく。
・Chateau Laguiole
おそらくこのデザインはグラン・クリュ・シリーズだと。随分贅沢なものをいただけ、また何かお返しをと・・・・・・・。
それにしても新品のソムリエ・ナイフは硬さはあるものの滑らかにスクリューがコルクに入り込んで行き中々気持ちがいいもので。汚い表現ですが、小鼻の毛穴の汚れがすっぽりと取れるような感覚を。
そんな感覚を正しく体現出来る様なワインを今宵は甘えさせていただきました。
・Barbaresco Costa Russi’93 Gaja
おそらく世界で一番の長さを誇る彼のコルクは60ミリもあり。五大シャトーやD.R.Cが大体50ミリくらいですので、その長さもかなり。今回は’93で比較的コルクも柔らかく抜きよい感じの状態でしたが、最愛のこのバルバレスコもお初の出会いの時は最悪の開封になったのも今は懐かしさをも。まあ、その頃はこのシングル・ヴィンヤードのコスタ・ルッシなんて憧れのまた憧れの存在でしたが。
やっと14年の熟成を経てスミレのアロマははっきりと。ムッシュは力を全面に讃えるサイズのワインがお好きでしたのでこのあたりのヴィンテージが現実的だと。ピノノワールとはまた違った官能美を香りの中に閉じ込め、余韻のインパクトもまた力を誇示し、タンニンの熟れていながらも肉付きの良さにまたしても心奪われ。
それにしても申し訳なく、6:00からのスタートでボランジェ、カリフォルニアのレーメイを2本。そしてコスタ・ルッシと飲み続けると中盤に記憶を・・・・・・・・・・。実はご常連様お一人に多大な失礼をお掛けしてしまい。これに懲りずに、ご贔屓を。申し訳ございません。
そして、少し早めの誕生日プレゼントありがとうございます。

               Sommelier R.Imamura