Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

イタリア

天候的には初夏の清清しい季節、ワインも幾分爽やかなものが楽しい時期でしょうが実際は。
昨夜はイタリアに関係があられるご夫婦だったのでしょうか?3本とイタリアの食材も含めて
・Dolcetto d’Alba’05 Parusso
・Chianti Classico Bellavista’94 Castello di Ama
・Barolo’98 Prunotto
イタリアで安くて美味しいものを、若いものでも結構。そんなご注文にはぴったりの気がします。辛口ではございますがドルチェット、それでもやはり果実味が主張するタイプ。華やかに前菜のお料理には比較的選択肢が広く。カプレーゼやカルパッチョにも赤ワインでありながらも楽しめる1本。
幾分、お気の早いムッシュは1本目が残っておられながらも2本目を。キャンティを指定でしたが、手持ちがこの素晴らしいヴェッラヴィスタのみで。お料理に合う?と問われた為、正直に現時点ではこのままドルチェットを。とお答えしました。ただ、後半のお肉料理には申し分なくとも。もう、キャンティと、ひとくくりでは語れない酒質のものも沢山。熟成にも十分耐えうる特別なキュヴェ。干しイチジクのアロマは贅沢で牛肉のジューシーさを引き立て。
勢いチーズに合わせてバローロも。やや若いヴィンテージでしたが濃密な熟成したエポワスなどには力を持つこのバローロは、正解だったでしょう。それでも比較的、柔らかい造り手のプルノットは名前はこちらでも買収もとが彼らでしたら間違えがある訳が。
それにしても、味わいの感じ方と表現は皆それぞれで。はっきりとおっしゃられる方には、いい意味で個人的な感想もお伝えしますが正直正反対の意見の場合にお伝えすべきかどうかは微妙で。ただ、今宵は3人中2名は私と近い表現でしたのでムッシュの大人の対応は素敵でした。色々な意味でワインに対しての出来れば前向きなお話が楽しめれば幸いです。
イタリア人のように。ただ、比較的彼らはサッカー、ワインそして女性の話しかしない気が・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

           Sommelier R.Imamura