Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

粋な

昨夜も一昨日とは異なる状況ながらも、粋な祇園街に居を構えさせていただけていることに感謝をすることに。
・Bollinger Special Cuvee
・Chardonnay’03 The Hyde & Villaine
・Gewurztraminer Cuvee Tradition’74 Hugel
・Domaine de Chevalier’81 Graves
・Pinot Noir Ten’04 Sea Smoke
・Chateau d’Yquem’90 Sauternes
この日も出勤よ!とおっしゃられながらも21:00からスタートしたお食事はホステスさんの姉とホストの弟、そしてお寺の住職という何とも奇妙でありながらこの街では、考えられる三人組は一足早いホストの彼のお誕生会に。お勧めのシャンパーニュと言われれば、何はともあれボランジェを。
鮑などの海の食材が含まれた今宵は、白も必要でした。モンラッシェまでは無理でもカリフォルニアのD.R.C。ヴィレーヌさんが仕込むカーネロスのシャルドネは、特有の豊満さを備えながらも繊細な酸が美しく。
もう一本の白は、お姉さんのヴィンテージ。アルザスのゲヴィルツはライチのらしさは健在ながらも30年以上の熟成にシリアスさも。この方からは微塵も感じられないキャラクターだけに・・・・・・。
騎士と言う名を冠したボルドーは、弟さんのヴィンテージ。こちらは肯定要素の多くあるヴィンテージだけに柔らかめのワインをお好みにされる彼には、受け入れられ。パワフルなお姉さんとは対照的な彼のキャラクターはまた面白く。
それにしても、今回も後半のことはあまり考えずに頂きまくってしまいました。ウコンを煽る姿は皆様には、お見せ出来ませんが。豪快さと粋な部分が共存する、ある種のホステスさんの鏡かと。
久々にアルコールの上昇を感じていると、IT関係のイケム・コレクターが。恐れていたイケムの’90は私物ワインでしたが売り惜しみは全く。サンタ・バーバラのワインとの指定がこのところ増えております。ワイン映画で脚光をあびたシースモークのテンは、ややカルトなのかしら?ボトルのいかつさに相まってピノノワールのエレガンスを押しのけるパワフルさが印象的で。ただ、もう既にテイスティングすら厳しい状況にある問題なソムリエではございました・・・・・・。 Sommelier R