週末の深夜は、祇園街特有の様々なゲストが入り乱れ。とは言えまだまだ、私共のスタートは本調子とはいえない感じでしたが。
今宵は同業者のホテルマンさんが。若くしてのご結婚をもうすぐに控えておられ、出来ちゃった婚の典型的なパターンにも意思の強い眼はしておられました。
・Ｖｏｌｎａｙ’８５ Ｂｅｒｎａｒｄ Ｖａｕｄｏｓｅｙ Ｍｕｔｉｎ
こんなお付き合いが、始まると何となく先輩風を吹かせてしまいディスカウントしてしまう私の悪いところです。深夜４：００を回っているにも関わらずお相手してしまうあたりも体調不良を招く原因でしょう。
ただ、２３歳にしてご自身の人生を見据えて言い聞かせるような節も感じられる若者には何か思い出に残るワインが飲んでいただければ私自身も。
ブルゴーニュのリクエストに限界のプライスではございましたが、響きも内容も素晴らしいヴィンテージ’８５は彼の生を受けられた’８４とはたった１年の違いながら随分と・・・・・・・・・・・・。
ラズベリーのコンフィのニュアンスを顕著に感じさせ、ややぼったりとしたスタイルながらも全体に円みを帯びた味わいはボーヌの特徴でしょう。
お連れの２９歳の同僚の方はまだまだ、伴侶を得られる気はさらさらのようでしたがどこか歳の差を感じさせないお二人ではございましたが。
これから生まれて来る彼のお子さんと私の予定では４月に生まれてくる私の第二子が同級生になるだろうこともまた奇遇ではございましたが。
さて、今宵日曜日の臨時営業ですがお電話もさっぱり鳴りません。お休みにすればよかったかなあ？
Ｓｏｍｍｅｌｉｅｒ Ｒ．Ｉｍａｍｕｒａ
