Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

深夜のマグナム

遭い変わらず前半の落ち着きは、如何ともし難くゆっくりと。長いお付き合いになる帯屋さんとのプライヴェートなお話にリラックスしながらもジレンマは募るばかりでしたが、後半が動き出すこの頃でした。
1:00をすぎて4人さん、2:00からは7名さんと慌しさと祇園のお付き合いに救われる結果に胸を撫で下ろす昨夜でした。
・Gevrey Chambertin’85 Leonce Bocquet(1500ml)
こんな時間から7名さんは辛い!と思いながらも4ヶ月ぶりのご来店と、売り掛け支払いを兼ねた救いの団体さんになりました。祇園の女神の様な存在のバー?クラブ?のママさんはお取り巻きの筋がいつもよろしく賑やかながらも確固たる存在感に圧倒されます。そんなところは全くひけらかされない素敵な方ではありますが。
お連れの歯科医のK様は祇園でも有名な方でブルゴーニュ・オンリーの方。ブルゴーニュの彼女ほどではないですが、現実的にはシビアな感覚をお持ちで。あっと言う間の飲みきりでしたが、オールド・ヴィンテージを抱え込んでいたレオンス・ボッケのジェネリック・ジュヴレは美しく熟成した煉瓦色にエッジが輝いており、エロティシズムさえ感じさせる麝香のアロマは豹柄のイメージがゾクゾクと。若いセクシーさではなく、熟した色気がまた官能的に夜半の祇園を取り巻いておりました・・・・・・・・・・・・。

              Sommelier R.Imamura