Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

6:00だよ!

金曜日は桜のライト・アップの影響か、久しぶりのビストロ、ワインバーの慌しさに4月の展望も見えてくれば、と言う一日に。今宵は、きっちりウニコとムートン・バロンヌ・フィリップをグラスで使い切り。珍しくチリのグラン・ヴァンなども
・Don Melchor Cabernet Sauvignon'89 Concha y Toro
・Les Forts de Latour'95
・Sassicaia'91 Tenuta San Guido
チリのオールド・ヴィンテージは珍しく、熟成したニュー・ワールドの味わいを体験出来る唯一の対象の造り手では。ミントやハーブのニュアンスが17年の時を経ても色あせず、ティピカルな個性豊かなフル・ボディな1本。フランスのグラン・ヴァンはチリの秀逸の造り手に、このゲストの評価では食われてしまいました。
・Cabo de Hornos Cabernet Sauvignon'99 San Pedro
セカンド・ラインとはいえボルドーの誇る特別なワインで、しかもヴィンテージ’95。確かに若さは否めないでしたが、サン・ペドロのチリでありながらもエレガントで繊細な仕上がりに。嗜好品とはいえ、ご常連の嗜好と流れを掴みかねた苦い瞬間も。
ハーフ・ボトルのイタリア・ワインで¥20,000−を超えるものが、6本の仕入れも瞬く間に無くなるいかつさをも秘めた、トスカーナの一番煎じは硬さを残しながら魅惑的で甘美な味わいを。ヴィンテージ’91は、ボルドーは今まさに飲み頃を迎えた感が多いですが、このサッシカイアは力強くゴージャスなセレブのイメージを与えてくれ・・・・・・・・。
深夜1:00には落ち着きつつも、アフターを楽しまれる「元世界チャンプ」に引きずられような、セルヴァンさんのシャブリを。
そして、2:30に頂いたご予約に最終的には6:00の3月最終日に。予期していた、昨日に出張させていただいたママさんがご挨拶を兼ねたご来店でした。流石に今宵、昨夜と飲み続けたママさんは子供のように壊れながらタクシーへ。それにしても、お疲れでしょうがお心使いに祇園の先輩の心意気を・・・・・・・・・。
さあ、4月です。今月は休みません!悲喜こもごもの「ぶどうの蔵」ですがまだまだ精一杯突っ走るつもりです、皆様のご助力のお気持ちが片隅にでもいただければ幸いです。

              Sommelier R,Imamura