Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

選べません・・・・・・

30日の金曜日は危険すぎる1日で、前半のボルドーの嵐の後に認めざる負えない本年度のMVPのブルゴーニュの彼女が。とりあえず本日の抜栓リストは 
・Chateau Palmer’75
・Chateau Margaux’93
・Chateau Pichon Laland’87
・Chateau Pichon Laland’76
・Chateau La mission Haut Brion’81
・Chateau Calon Segur’81(MG)
・Clos Vougeot’73 Jean Grivot
・Chambertin’76 Louis Latour
・Hospices de Beaune Volnay’36 
       Cuvee Blondeau(Antonin Rodet) 
ひとつに絞る事など出来ない今宵の空きボトルの数々に本年私どもを支えてくれたご常連の方々に頭を下げずにおられません。パルメの’75はボトル差を証明するグレート・ヴィンテージ。不思議なものですが・・・・。マルゴーは、はっきり言ってまだ硬いもののデキャンタージュの威力は偉大かと。安心感のあるシャトーはバーティカルにて。やはり20年くらいの熟成は必要かと。グラーブの飲み頃は熱狂的なオーブリオン・ラヴァーが今年の締めくくりに。今宵を最終日に退社するアルバイトの珠ちゃんに捧げたビッグ・サイズのハート・ラベルは、何かの思い出に刻まれれば。ブルゴーニュの’73は、侮れずエゴを抜きにして今飲み頃の輝きを。以前のワイン会で納得の行かなかったシャンベルタン、ですがツキのあるブルゴーニュの彼女はここでも大満足の特別な味わいに。何年前?計算する事すらナンセンスなドメーヌ蔵だしのリスクは限りなく少ない競売ワインは、ここで今宵はやめておくべきと私に訴えかけておりました。ですが、ここで終わらないのが世の常で恐ろしい事にお渡ししたくない最大の1本をお持ち帰りに 
・Clos de Tart’85(MG)Mommessin 
なんや解らないままに知的欲求を最もそそるマグナム・ボトルはテイスティングされることなく私のセラーから消えていきました。 
                Sommelier R.Imamura