Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

スペイン

本日のお昼間は、またもや次男が体調を崩したようで。まま、興奮の遠足にサッカー教室もあり少しテンションが上がってしまっただけなので有れば良いのですが。
そして出がけに長男が久々の帰宅です。前後に大量の荷物を背負い、お泊りから帰って参りました。一言しかかわしませんでしたが、楽しかった思い出が出来ていれば幸いです。
で昨夜のスペイン・ワインに何時ものブルゴーニュシャンパーニュ
・Cims de Porrera Classic’97 Priorat
・Numanthia’00 Toro
・Cote de Nuits Villages Tastevignage’70 Faiveley
・Beaumont des Crayeres Cuvee Nostalgie’88
前半からしばしのシガー・タイムが設けられたりとゲストは入れ替わり制のような展開にある種息つく暇も。逆に言えば効率的ではない展開かな・・・・。
中盤からまたもやブラックスーツにカウンターは占拠される形で。今宵はお取引先の方がスペインからのようで中々のワインの銘柄に関しても見識が有られ。スペインのラインナップは他のエリアに比べると非常に申し訳ないですが、特に1本目のプリオラートの逸品は満を持しての抜栓になったのでは?大分以前の話ではありますが、毎月の特集を国別にフューチャーしていたものです。その際の偶々セールス出来なかった銘柄ではありますが、今となっては希少なヴィンテージでも有るかと。
ガルナッチャのモダンな味わいにこの地域の現状が垣間見れます。
2本目はこれもまたモダンな味わいの濃密なスタイルで。位置づけとしてはセカンド・クラスのようなものですが、正直このクラスで十二分の濃密で熟れたタンニンはスペインの乾いた太陽を感じます。
後半は久々の京都でも有数のワインラヴァーのムッシュ。今宵は両手に華も足りない状況に、でしたがどうやら姉妹のようで。
何時もながらのブラインドのブルゴーニュの熟成と相成りましたが、流石のフェブレイも’70のコート・ド・ニュイだけにぎりぎりの線の細さも。ですが、完全に溶け込んだピノ・ノワールの繊細さも同時に表現しておりこのクラスの方には十分に理解を求められる儚げな1本。
〆はシャンパーニュのご依頼でしたが、初めて知りましたマダムが’88と言うことを・・・・・。それも前夜にジャイエのボーモン’88を飲み込んだ経緯と共に。ですので、代行が来られるまでの40分で仕上げるノスタルジー。’88の味わいも大分落ち着きを見せ始めており偉大なヴィンテージの溌剌さに熟成感の蜂蜜のニュアンスは優雅の一言。ですが、これで欠品です。

                       Sommleire R.Imamura