やはり、一人での立ち振る舞いでは１８：００からのゲストのご来店は全ての細かい作業をストップさせることに・・・・・・。まあ、開店時間ですので、ありがたいことなのですが。未だにお正月気分が漂う祇園街では、暇ながらも切れないゲストにカウンターでは、息が切れない状況でした。
それでも、日曜日は極限の閑散状態で相変わらずの短気な私でしたがグッと堪える気持ちを持たざる負えないゲストのご利用も。
ただ、その後にご常連さんのお越しは甘えながらも心救われる状態でした。
・Ｃｌｏｓ ｄｅ Ｌａ Ｒｏｃｈｅ’８２ Ｌｏｕｉｓ Ｒｅｍｙ
新年のご挨拶も兼ねたご利用は、彼女とのご来店は久しぶりで少し嬉しさも伝えるべくお生まれ年のブルゴーニュを。ボルドー優勢のヴィンテージながらもブルゴーニュとて特級畑の偉大さを纏い柔らかい果実味と、まだまだ息の長い酸味を維持する素晴らしいバーガンディ。ルイ・レミィはドメーヌ的にはネガティブな面も持ち合わせますが、テイスティングが問われるもので。その上で、期待に違わないものであれば是非ともお勧めしたいお利口な造り手。現実的なプライスの状況では随分活躍してくれるものでした。
それにしても、’７４と’８２のカップルか。私のお客様では当たり前のくらいの年の差ではありますが、私共夫婦は同い年ですので何となくどんな二人の期間を過ごされているのかなあ？と考えても見ましたが。
それから、嘗て厨房で働いてくれていた子が新年の挨拶に。奇しくもこの子もヴィンテージ’８２の男の子で。
和食の住み込みでの勤務とは言え、未だに彼女がいないそうで。大丈夫なのだろうか？
Ｓｏｍｍｅｌｉｅｒ Ｒ．Ｉｍａｍｕｒａ
