Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ご縁というものは・・・・・・・・

日曜日の宵山は、前半は臨時営業をしたことを悔やまれるような状態に。20:00ごろにやっとお越しになられたのは2年ぶりぐらいのお久しぶりに。祇園祭りに遠方からのご来店で、これはこれで日曜日の営業にも納得で。
その後は、ご縁というのか鶉亭の山口夫妻が。先の方は山口さんの顧客でもあり、彼らも随分ご無沙汰だったらしく何か引き寄せるものがあったのでは?それも合わせて、ご注文いただいたワインの銘柄がストーリーを含めておりました。
・Bollinger Special Cuvee
・L' Excepcion Riesling'95 Josmeyer
・Volnay Chanpans'90 Marques d'Angerville
・Chateau de Fargues'94
ボランジェは私のお勧めでしたが、2本目からは嘗ての兼ね合いがしっかりと感じられるオーダーでした。
ジョスメイヤーは山口さん好みのアルザスのドメーヌ。素晴らしいぺトロールのアロマが印象的なもの。甘みが溌剌とした酸を含みアルザス屈指のドメーヌ。これが私のお勧めになるとマルセル・ダイスになるのですが。
伯爵のヴォルネイは、実を言うとセカンド・チョイスで。赤のセレクトはモンティーユのヴォルネイ・ミタン’96でしたが、10分前に山口さんがご所望に。このあたりも、絵に描いたような洗脳にも等しいワインのお好みが。やはり長年のお付き合いと現実のチョイスはゲストとソムリエの関係をはっきりとつなげるものでした。ただただ、苦笑いしか出ない私でしたがお二方にとっては嘗ての思い出を振り返るノスタルジー祇園祭宵山に隠されていたのでしょう。
モンティーユとダンジェルヴィーユは、やはり伝統ある作り手。年の功を感じさせられました。
また、今宵は連日のご常連のマダムとこれまた連日のムッシュが。日曜日でもご常連の方々がお気を使っていただけ頭が下がる思いです。
これで、7月のイベントも一段落でしょう。

               Sommelier R.Imamura