火曜日の２１日は、ご予約の祇園のお姉さんはお誕生日でした。兼ねてよりご依頼のヴィンテージ’７７は準備万端のものと、滑り込むように間に合ったもう１本が。
・Ｃｈａｔｅａｕ Ｌａｔｏｕｒ’７７
・Ｃｈａｔｅａｕ Ｍｏｕｔｏｎ Ｒｏｔｈｓｃｈｉｌｄ’７７
ボルドーの誇る五大シャトーの２本はいずれもポイヤック村にて産出されるこのヴィンテージの中ではトライする価値のあるもの。
ラトゥールは、さすがに難しい生産年でも評価に値する仕上がりを。凝縮した甘みを全身に称えながら、ひたすらポート・ワインのようなニュアンスを持ち、このヴィンテージの偉大な１本では。
エリザベス女王がこのシャトーを訪問したことを記念するヴィンテージで、他の年とは異なるエチケットのムートン。以前試す機会のあったこの’７７は好印象だったものの、やはりワインを飲む順番は非常に大切で。単体ではヴィンテージとこの造り手のキャラクターが感じ取れる中々のものですが、今宵はラトゥールにはやや、力負けしてしまった感が・・・・・・・・・。あきらかに、濃度が穏やかで少しネガティブな表現も見えてくるところも。とはいえ、それでも７０年代最悪の生産年と言われるこのヴィンテージにおいても、未だにワインとして形を成す神の恵みと人間の努力にノスタルジーと言う感動を覚えずには要られません・・・・・・・・・・・・・・・・。
それから、本日は太秦の西村さんより「ぶどうの蔵」９周年のお祝いを頂きました。ありがとうございます。実を言うと立ち上げ等にも参加していない私はこの日をあまり重要視していませんでした。ですが、自分にも誕生日があるように、お店にも年に一度のお祝いがあるのだと少し反省を致しました。今宵のお姉さん同様、「ぶどうの蔵」さんおめでとう！そして、これからもよろしくお願いいたします。
Ｓｏｍｍｅｌｉｅｒ Ｒ．Ｉｍａｍｕｒａ
