Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

クリスマス・ウイーク

19日の月曜日は、クリスマスを週末に控え予想以上のご常連の動きに今宵もグラン・ヴァンの数々が・・・・・。 
・Jacques Beaufort.Brut’91
・Chateau Pontet Canet’95
・Barbaresco’87 GAJA 
・Coteau du Layon’86  Touchais 
・Moulin des Carruades’82 
・Chateau Pichon Laland’75 
久し振りの、プラチナの肝臓をもつマダムは今宵もお二人で3本・・・・・。珍しくシャンパーニュから。除草剤等をほとんど使用せずアロマ・オイルなどを用いる、ジャック・ボーフォールは常識では理解できない作り手。2本目はヴァ−スデイ・ヴィンテージのラフィットのセカンド’82産まれの彼女は羨ましく、ややこじんまりとはしているものの偉大な筆頭と同じ血が流れます。3本目は、少しプライスが抑えられたイタリアの帝王。’87ヴィンテージは、硬さを残すものの開きは早く30分ほどでスミレのブーケが力強く拡がる、骨太の紳士かと。そして、本日はボルドーの日でした。まだまだ元気でマッチョな印象のポンテ・カネ。深夜に登場したペトリュースのムッシュは今宵は’75の伯爵婦人を。やはり、いつ飲んでもラランドは素晴らしく外れを知らない特別な2級格付では。そして、このムッシュ初めての女性をお連れの時は少し気持ちも大きくなっておられるのか、’40年代のグレート・ヴィンテージをとりおきに。 
・Chateau Pichon Longuville Baron’47 
目減り分も少なく期待も膨らむ男爵に今宵は出来すぎたストーリーで、私自身くすぐったい感じも・・・・・・。そして、前回同様’86の甘口を飲み込んだベビー・フェイスの彼はワインの銘柄のみならず、お連れの女性も別の方でした。色々もめておられるようですが、しっかりしてください。かつての部下には若干の苦言を呈したい・・・・・・・・。
                Sommelier R.Imamura