Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

気分晴れなく

27日、火曜日は、昨日の寂しさが嘘のように、ワインバーでは反省点が山ほど露呈される忙しさに・・・。扱わせていただくワインの数々は一流に間違いなく、しかし色々な対応に、三流に留まるふがいなさが・・・。
本日は、
・Barbaresco‘90 GAJA
・Clos de Tart‘88 Mommessin
・Chateau Leoville Las Cases‘79
・Canard du Chene.Blanc de Blancs‘62
・Chateau Cos d‘Estournel‘62
どのワインも当たり前のように素晴らしく、どのゲストも文句の言いようのないワインに、皆様ご満悦でしたが・・・。
グレートヴィンテージのバルバレスコは、不思議なことに、いつも意外に開いており、スミレ香がはっきりと感じられ、やはり本日一番の好みのスタイルかと。
‘88ヴィンテージのクロドタールは、以前の一本がとても酸だっており、少し不安があったものの、ブルゴーニュの彼女は、やはり今回も良いボトルを引き当てておりました。
久しぶりのボルドーのオールドは、やや線が細かったものの、トリュフ香と柔らかい甘味に包み込まれる、安心な一本かと。
そして本日のご依頼の‘62のバースデイヴィンテージ二本は、やはりかすかに残る泡を讃えながら、熟成したムルソーをも連想させる、モカの香りかぐわしいシャンパーニュ
またこれも、やはりボルドーの長命さが極めつけのスーパーセカンドは、40年以上の時の流れは感じさせず、まだまだ果実香が中心で、驚く程若さがみなぎっておりました。しかしこれ以上に、カウンターの中程に座られた大切な御常連のお一人のゲストに、より良いお相手が出来なかった事が、何より心残りで仕方ありませんでした。

 Sommelier R.Imamura