Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ボルドー‘94

23日の金曜日は、連休初日、思うような動きはなかったものの、明日につながればと思う一日でした。
本日もブルゴーニュは、
・Clos de Vougeot‘98 Chantal Lescure
シトー派の修道僧が高貴な畑として、ヴージョにて初めて切り開いた、由緒正しき特別な位置らしく、先月のフランス研修では、ドメーヌの所在地はつかめたものの、畑の細かい場所までは解らずじまいでした。決して色も濃くなく、ドロリとした印象はないものの、とてもクラシカルな造りで、抜栓直後は香りが開いてないものの、柔らかい口当たりの甘味と、細い線の余韻は、優雅な膨らみがあり、安心の一本かと・・・。
また、ボルドーは、次々と届く秋のインデントの納品より、
・Chateau La Louviere‘94
・Chateau Lafon Rochet‘94
・Chateau Leoville Poyferre‘94
・Chateau Pontet Canet‘94
グラーブ、サンテステフ、サンジュリアン、ポイヤックメドックの各村の特級ワインを、しかも全て約11年の熟成を経たものばかりが、本日のグラスワインになりました。
グラーブ特級の骨太のタンニンが感じられる ルヴィエール。
他のシャトーより若干熟成の進んだ印象の、甘くリキュールのような ラフォンロシェ。
バランスがとれ、アフターの細やかなタンニンが引き締めてくれる レオヴィルポワフェレ。
少しこぶりなものの、ボルドーワインに求められる、全ての味わいの要素を複雑に合わせ持つ ポンテカネ。
などなどこの四種を全て試されたムッシュは、ワインバーの醍醐味を十分に楽しんでいただけたのでは・・・。

 Sommelier R.Imamura