Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

銘醸ワイン・グラス販売

毎週水曜日の「銘醸ワイン・グラス販売」・・・今月のテーマは「グラーヴ地区・人気シャトーシリーズ」で、昨日が2回目・・・第一週は“シャトー・ド フューザル '96”で、レオニャン地区の特級銘柄・・・随分と前に、私が担当した「ソムリエ協会・関西支部例会」で、ここの「'90」に、痛く感激した事を思い出す程、近年、富にそのポテンシャルを高め、評価も急上昇・・・と、名実共に「グラン・ヴァン」の仲間入りを果たした有力シャトーで、特に3万本程を造り出す「白ワイン」は、「グラーブ地区」の白ワインの「最上のひとつ」と持てはやされている・・・。昨日の“シャトー・スミス オー ラフィット '97”も、ほとんど「メドック地区」と同じ品種構成で「'97」は、格付けシャトーすらも、割とおとなしい「メドック地区」に比べて、驚くほどの「凝縮感」とボリュームのある「タンニン」とが、丸みのある「酸味」に溶け込んで、素晴らしい「バランス」を醸し出していた・・・実際、価格的には「メドック地区・3級格付け」に匹敵する高級ワインだが、久しぶりにテイスティングした「グラーブワイン」の洗練された味わいに、“荒削りで、土っぽい・・・”という「グラーブ」のイメージが微塵もなく、最近「カルチャー・ショック」めいた物を覚えた「サンテミリオン」の変革同様、“ワイン造りは、変わっていってるんだ・・・”と、改めて実感した。