先日、お越し頂いた、熟成したブルゴーニュ好きのお客様に召し上がって頂いた“秘蔵”のグラン・エシェゾー'59・・・造り手は、グロ・フレール・エ・スール。私より、４才若いというだけのこのワイン・・・ラベルは、まっさら・瓶もピカピカ・液面は、コルクにピッタリ・・・おまけに、オリはほとんど無いと言って良いほど、澄みきっていて、42年の歳月を全く感じ取れない。
案の定、つい最近リコルクされたようで、コルクもシミのひとつもない。色調も、全く疲れを感じさせない均一なトーンのルビー色・・・ところが、トップノーズには、官能的なまでの“スミレ”の香り、味わいはというと、フランボワーズのリキュールそのもので、完璧なピノ・ノワールの熟成を満喫できた。
