Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ゆっくりな今宵

なんとなく今宵が7月のスタートと、いった感じでしたが前半に追われる時間帯があったものの意外に6月の雰囲気とは違いを。
空き瓶も寂しいもので、ほとんどソムリエ・ナイフも使った印象も無く。そんな今宵は、久しぶりに書籍のお話を。最近読んでいるワイン本は葉山考太郎さんの”四大帝王を直撃!偏愛ワイン録”といったもの。葉山さん自身はワイン業界のプロではなく、ライターとして深くワインに触れておられる方のようです。わたしはしばしば、シガー関係の記事を書かれていたりグラスについて触れておられる記事は拝見しておりますが。内容的にもまじめ一辺倒ではなくシンプルな欲望も見て取れる部分もありいちワインラヴァーとしては共感も。ちなみに四大帝王とは”ロバート・パーカー”ニコラ・ジョリー”ヒュー・ジョンソン”アンジェロ・ガヤ”の四人。確かにワイン界を代表する4人で各分野の大御所であるのは間違えございません。アンリ・ジャイエやルロアなどまだまだ相応しい人物もございますが、彼らとのインタビューにトライできた葉山さんは幸運かと・・・・・・・・・。個人的には、やはりガヤのインタビューが気になるもので。イタリアのワイン法について”混乱”爆発”と言う言葉を随分つかっていたそうですが。それから、彼のワインのトップ5として応えたのが
・Barbaresco Soli Tildin’82
・Barbera Vigna Ray ’71
・Barbaresco Soli San Lorenzo’89
・Barolo Sperss’96
・Barbaresco’99
だそうで。’99のバルバレスコはリリース直後だったらしく宣伝を兼ねて。トップ3は飲んだことはございません。こんな記事もまたワインのプライスを変動させるのでしょう。どれも高価なワインであることは違いありませんが・・・・・・・・・・・。
ちなみにガヤ以外ならペトリュース’29、ロマネ・コンティ’61、マーサズ・ヴィンヤード’74、ウニコ’82などだそうで。ため息のワイン達に理解の範囲は超えておりました。
少しずつ時間を見つけては、読んでおりますが肩の力も抜ける楽しみかと。
さて、明日はそんな時間もないくらいに成れば嬉しく・・・・・・・・・。

              Sommelier R.Imamura