Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

二日ぶりに

二日ぶりに、つぶやきます。このブログのカウントが増えていることに、更新がなされていない事は申し訳なく。
ですが、この二日の間急な発熱に苦しみ、今日やっと落ち着きを。インフルエンザの疑いもございましたが、二度にわたる検査の結果「ただの風やねー」とのこと。情けないことに、39度台まであがる高熱に若干の試練も。
こんな状態でも、ゲストにはお伝えしているのですが、皆様さすがに祇園で夜な夜な遊ばれているだけありお元気なもので、気にされる方も少なく「大事にしいや」ぐらいで、グラン・ヴァンを。
・Providence'94
・Chateau Durfort Vivens'66
記憶に残るワインの二本は、ニュージーランドの最高ランクの自然派ワイン。酸化防止剤を一切使用しない特別なこのワインは、他のワインとは味わいのニュアンスがはっきりと違い、進み行く熟成感はピアノ線が張り詰めるような緊張感も含め、独特なぶどう本来のアロマが溢れます。ですが、ゲストには別の意味での祇園特有の緊張感が流れておりましたが・・・・・。
二級格付のマルゴー村の、グレート・ヴィンテージの’66。頻繁にぺトリュースを試されるムッシュは、今宵も面白いものを。ある意味地味な存在のアペラシオン・マルゴー、このシャトーも一般の方にも馴染みは薄くなかなかオーダーも頂けず、どうしてかな?と考えておりましたが、やはりタイミングの問題だけかも。40年の熟成もものともせず、まだまだ元気な印象も与え、次々と拡がるブーケの奥行きに魅了される豊満なボディを持ち合わせ。
さて、元気も出てきたところで月末の週末をがんばらねば!それにしても、この数年体調を大きく崩さないソムリエ寺林には、ある種の尊敬の念も・・・・・・。

               Sommelier R.Imamura