Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

カリフォルニア・カルト

10日の土曜日は、これまた世間の動きとは裏腹に賑やかなゲスト数とはなりませんでした。ですが、ビストロは後半の団体さんにも助けられ今宵の目標には手は届き。ワインバーは、依然 昨年のお人の出は感じられず苦戦を。そう思う私を察するようにカウンターでのワイン談義に、華が・・・・・。カリフォルニアのピノ・ノワール固執されるムッシュは、どうやら私のリストには望まれる物はなかったようで考えたあげくお勧めしたのは Pisoni Pinot Noir’01稀少なワインのひとつピゾーニも、ご多分にもれずジャミーなニュアンスいっぱいの濃厚な1本。ところが、本番はここからでした「キスラーは持ってないの?」待ってましたストックはないものの別名「太秦のセラー」に何本か寝かされておりました。ここから、電話でのやりとりの末に御足労をお掛けしましたが30分で手元に Kistler Hirsch Vineyard’00 ,Sonoma Coast’01 ,Kistler Vineyard Cuyee Catherine’94 と言う驚きの3本が。こちらに追い打ちを駆けるが如く同格以上の Marcassin Pinot Noir’97 特にこのマーカッシンは彼のセラーの中に存在しているのを知っていたことに尽きます。たまに、お昼ごろ無理して伺っていた甲斐がありました。このお陰でワインバーの集計が、赤色から黒字に変わったことがありがたく・・・・・・。  また他でも、今月の特集より Barbaresco’96 Bruno Giacosa この造り手も、この地きっての名ドメーヌ。香しいスミレ香を帯びながらネッビオーロ特有の甘味の中に後半の細やかなタンニンが心地よくイタリア好きにはたまらない味わいかと。この日は鶉亭さんの後のご利用で、この上手な使われ方に嬉しく思いました。大砲ばかりに頼ってしまう自分に苦しみもありますが、とにかくお忙しい中無理に答えてくれた戦友に感謝します・・・・・・・・・。 Sommelier R.Imamura