２８日の水曜日は、ビストロは忙しかったものの、ワインバーは一本のワインに救われる一日でした。
・Ｐａｖｉｌｌｏｎ Ｒｏｕｇｅ ｄｕ Ｃｈａｔｅａｕ Ｍａｒｇａｕｘ‘８６
・Ｃｈａｔｅａｕ Ｍａｒｇａｕｘ‘８１
マルゴー村のワインをねらい打ちされるこのゲストは、先日はラスコンブ‘５５ヴィンテージなど試されておりましたが、本日はセカンドとトップキュヴェを上手に楽しまれました。セカンドクラスとは言え‘８６ヴィンテージは、高いポテンシャルを保ち、熟成の美しさも相まり、トップと見まがうシルキーな滑らかさが・・・。
‘８１ヴィンテージは、このシャトーは、立ち直る力を見せるきっかけにもなったヴィンテージでは・・・。比べて見ると、やはりセカンドクラスとは違う高貴さを表現しており、ブーケの拡がりに、しおれたバラと黒トリュフのエレガントな印象が。とは言えシャトーマルゴーは、先日のフランス研修でも簡単には見つからず、とらえ所のないイメージを持ち合わす、特殊なワインの一つかと・・・。
Sommelier R.Imamura
