Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

評価は難しく

7日の水曜日は、他の御常連のお客様には申し訳ないですが、ブルゴーニュの彼女について。
確かに売り上げ的にも重要な方ではございますが、お会いするたびにかわいらしさを感じさせる所も、彼女の魅力かと・・・。
ですがワインに関しては難しく、先日も私のリストからはもう飲むワインが無いとの発言を。確かにヴォーヌロマネは全てお飲みいただきました。とは言え、もう少しブルゴーニュの他のエリアも愛でて頂ければ・・・。
そして本日は、先日の失礼をお許し頂ければと言うワイン達が、
・Salon‘79
・La Tache‘60 D.R.C
・Barbaresco‘62
・Vosne Romanee.Clos des Reas‘80 J.Gros
サロンの‘70年代は、私自身も初めての体験。もう出会えない一本かと。グラスの注ぐと元気に見える泡も、口元には届かない儚さもありましたが、まだまだしっかりとした酸も持ち合わせ、ブランドブランの最終はどこなのか思い詰める一面も。
ラターシュはバースデイのお持ち込みで、‘60ヴィンテージは私自身三度目の経験でしたが、三本とも印象は若干違う、これまたワインの奥深さかと。
そして問題は、恋してやまないガヤのバルバレスコは“ノーサンキュー”がでました。確かにラターシュよりも若いバルバレスコは、酢の香りを持ちつつも、メロンやしょう油の香りを合わせ持ち、際どさをも受け入れる要素は必要だったかも。面白いのは、ソムリエ奥野と私は、本日のスペシャルであった事は間違いありません。たださすがにお人を選ぶワインであった事は、間違いなかったかと・・・。申し訳ないと思っております。その変わりお出しさせていただいた、ジャン グロは、プライスはやや高めなものの、やはり先日の‘93ヴィンテージ同様、嫌それ以上に熟成した味わいは、何物にも代え難いこれまた一つのブルゴーニュのトップを感じさせる一本かと。ヴォーヌロマネはやはり偉大なアペラシオンでした。

 Sommelier R.Imamura