大雪との天気予報でスタートした２月１日、火曜日は両フロアともにさびしく難しい一日ではありましたが、ワインバーでは本月もブルゴーニュルージュにてスタートした感じでした。
・Ｇｅｖｒｅｙ Ｃｈａｍｂｅｒｔｉｎ Ｃｏｍｂｅ ａｕｘ Ｍｏｉｎｅｓ‘８６ Ｐｈｉｌｉｐｐｅ Ｌｅｃｌｅｒｃ
・Ｃｈａｍｂｅｒｔｉｎ‘８３ Ｌｏｕｉｓ Ｒｅｍｙ
ナポレオンの愛したシャンベルタンの熟成した特級と一級の２本。今回は一級畑が特級をしのぐ価格のものになりましたが、この造り手フィリップルクレールは若いものの素晴らしく、新樽にて仕込まれる彼のワインはしっかりとした肉付きがあり、細やかなタンニンとのバランスが絶妙な逸品です。特に今回のような熟成したものは、非常に珍しく現在の彼のボトルに付けられているラベルとは違うデザインで、これまた興味あるものに・・・。
‘８６ヴィンテージは生産年的にはやや中庸ではありますが、香りがとても華やかで開ききっている印象ではあったのですが、しっかりとした骨格をいまだに持ち続けており、ややいかつく、しかし嫌みのないバランスのとれた１本でした。ルイレミーも素晴らしかったのですが、本日はこの特上のプルミエクリュにはやや力及ばずといった感で・・・。
さて本日よりのカロンセギュールの特集、ぜひこの２月に１本でもご利用いただければ幸いです。
Sommelier R.Imamura
