毎週水曜日の「銘醸ワイン・グラス販売」・・・今月のテーマは、サンテステフ村の「優良クリュ・ブルジョワ」の特集で、一週目の今日は、２級格付け「シャトー・モンローズ」の南に位置するマルビュゼ集落のそばの「シャトー・オー マルビュゼ」・・・このワインの、「クリュ・ブルジョワ」にして驚くべき特徴は、すべてのワインが新しい樫樽で熟成されていることで、「濃く深い色合い」、「豊かな香り」、「凝縮された果実味」と「今風のボルドー」の典型とも言える・・・。ただ、メドックも河口よりになると、土壌構成によって、「メルロー」の比率が多くなり、このシャトーも「約５０％」を占めるせいもあって、「タンニンがちがち」というより、まろやかで、しなやかなヴォリューム感のあるチャーミングなワインとなる・・・「クリュ・ブルジョワ」の中には、このワインのように「格付け並み」のポテンシャルを持つシャトーが多く、「リーズナブルに堪能できるグラン・ヴァン」としての「位置付け」も楽しい・・・。
