本日は、雨模様の中 自宅で筋トレを。やや慌ただしくはなりましたが、世間は連休中ですので我が家の皆さんも そんな流れも。僕は何時もとなんら変わらない、貧乏暇なしの何時も通りのルーティーンです。
昨夜も夕方に京都が揺れました。何となくカウンターの中に立っており、明らかに揺れる店舗の大型ウォークイン・ワインセラーのガラス面を見つめながら おそらくは僕の唯一とも言うべき資産の中心になるガラス面にこれでもか！と飾る希少なオールド・ボトルを収納されるステンレス製の棚がゆっくりと左右に揺れておりました。一瞬ながらも もう止まってくれ！と思わず心の中で叫ぶ瞬間でしたが、はあ 最近多いので心配が募ります。折角、必死になりながらも仕入れた特別な逸品の大切なボトルたちが地震で消えてしまうと立ち直る自信は無いかと・・・・。とは言え、日本各地でそんなご経験もされた方々もおられるでしょうから甘えてばかりはおられないかもしれませんが。
で 昨夜のハーフボトルでも可能な限りのオールドを
・Ｄｕｃｋｈｏｒｎ Ｖｉｎｅｙａｒｄｓ Ｎａｐａ Ｖａｌｌｅｙ Ｍｅｒｌｏｔ’９６
出勤直後の１７：００ごろの扉のカウベルがなりました。丁寧なお話ながらもホームページには１７：００からとの記載が有ったと？まま、それなら１時間も暇つぶしをさせてしまうのも申し訳ない！との思いもありましたので お受入れしようとお伝えしたのですが 他所で待つとのことでしたので急いでご準備を。この手の流れでは、結果的には再訪がなされないケースも多いのですが ゆっくりとお越しいただけ。
ただですねえ、中々 変わったと言いますか。お席に着かれて一言目に”何代目ですか？買収ですか？”とのことでしたので一体何の事か？とも思いましたが、まま世代的には同世代ですかね おひとりの女性でしたので。まま、現実には２代目ですが 店舗の移転もしてますし 今のワインのストックも完全に仙台の時代のものは１本もございませんので僕自身は そんな感覚は正直。
また、ワインの勉強を！とのことでしたので、色々とワインのお話やテイスティングをご希望なのかな？でしたが、２杯だけで 同一の銘柄でも良いと。まま、これはわざわざ２種のボトルを開けさせないと言うお心使いですのでありがたいのですが 情報が正直少なすぎて。少しでもお好みを聞き出そうとしていたのですが、東京でのレストランでのご勤務のお話も店舗名すら でしたので言えないことなのかな？でも。
お食事もおっしゃられましたが、少なくとも良いとのことで 急かされる感もありましたのでワインを出す前に結局 前妻のようなハム関係のプレートを。するとこれで十分とのことでしたので ではワインへのウエイトが広げられるので展開としては正解だったかも。そして２杯で良いのであれば、確実にハーフボトルをイメージします。ただ、ワインはボルドーが好き！ブルゴーニュは嫌い！とくると ある程度は見えてくるところも。ただ、過去にそのレストランでの勤務の際でおいしく感じられたシャトー名をお尋ねすると そこには明確な答えは返ってこないのです・・・・・。
まま、若いワインでもよさそうでしたが やや安全パイを取ってのナパ・ヴァレイのメルローにて。ダックホーンのヴィンテージ’９６は、穏やかに熟れてふくよかな甘みと円いヴォリュームに まま問題は無さそうで。
ある程度は、お話も やや隠されつつの印象もありましたが 最初にご予算のご提示がありましたので対応を可能に。女性おひとりで この晩は福沢さんを１枚置いていただきました。確かに決してリーズナブルだ！とは言いかねるかもしれませんが、基本的には、このあたりが僕のカウンターでの基本的なスタンスで。
勿論、何度も通っていただく顧客の方々は 正直この範囲には全く収まらないかと。
少し、今宵のマダムの対しては やや変わってるなあ？とも思いましたが、お待たせした件とちゃんとしたご予算のご提示に当然ながら可能な限り善処させていただきます。
そう、別件ですが先日 突然６名様でお越しになられ 安いの！とのことでしたがボトルにて税・サービス料を鑑みますとスタートは６名様にて￥２０，０００－くらいかと との返答に席を立たれた人生の先輩方もおられましたので ここはすみません 僕のカウンターでは対応は難しいかと。お席は空いていたとしても６名様ですと ほぼお席は埋まりますので その点もございます。
蛇足な内容でしたが、そうですね 絶対は無いですが 可能な限りご理解いただきたい価格の設定でもございます。
よろしくお願いいたします。
Ｓｏｍｍｅｌｉｅｒ Ｒ．Ｉｍａｍｕｒａ
