Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ'92で 揃えて

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もう初夏です。桜はところどころではありますが、5月の気配が既に。実際に一昨日には自宅の地下のウオークイン・ワインセラーの動力を稼働させました。例年は5月なのですが、やはりこのあたりも気候の変動は明らかなような・・・・。

また、昨日の東京は やはり疲れました。新幹線の中で帰京時は少し落ちてしまいましたが まま顧客のお越しには可能な限り努力をしたいので。また、今回も数値は落ち着いており 今回は6か月分の投薬をお腹に打ち また7月には伺いますがその時に数値が落ち着いていれば ひょっとしたら投薬をお休み出来るかも?とも。まま、大きな期待をせずに日々を大切に過ごします。

で 昨夜のヴィンテージ’92で揃えては

・Chardonnay Colli Orientali del Friuli’92 Ronco del Gnemiz

・Kistler Vineyard Chardonnay’92 Sonoma Valley

都をどり でしたね。その流れでのご予約で、また今回もお隣の宿泊施設のご利用もあり 楽しき時間にもなりました。ああ、それにしてもお隣のお風呂にね 入りたいなあ。中々素敵な設えにこちらの顧客がリピートされるのも理解出来ます。まま、実際にはしっかりと京都を堪能して十分飲み込んでから 少し浸かって寝るだけならば最高かと。後は幾らかの欲望も有られる部分も解決していただきたいなあ?かな。

お越しの直前にヴィンテージ’59は?とのことでしたが、確か以前も抜栓させていただいたかと。ただ、今回は手持ちはシャンパーニュボルドーの赤でした。しかも、このヴィンテージはボルドーの赤のイメージです。偉大な作柄でもあり そしてその為に価格も偉大かと。そして、シャンパーニュもポール・ロジェのシャルドネがありましたが 前回もご利用時の数字も非常に大きかっただけに 何時ものようなごり押しは躊躇しました。まま、これからはマダムも京都のようなので もしお気持ち的な機会があられましたら!です。

なので、今回はヴィンテージ’92を揃えてのご提案。白ワインしか飲まれなくなられております。選択肢は幾つかはあったのですがお人数の減少などで 常に変化が求められます。マグナムを考えておりましたが、まま この2種もあり得る想定で。

フリウリのシャルドネもまた 評価を受けるエリアの珍しいヴィンテージ。そして、同時にキスラーのキスラー・ヴィンヤード’92を。比較することで その立ち位置は また明確に感じられます。好みも問われますが、やや過熟気味の ロンコ・デル・ネミの ひねた香りも特徴ですが 幾分変態なワイン・ラヴァーにはアタックはこんなスタイルの始まりに印象を得やすいものかと。逆に開けたてのキスラーはヴィンテージ’92でも、未だにパワフルで。徐々にグラスの中での変化に やはりなあ の纏まりにこの造り手の濃密な正にブルゴーニュのグラン・クリュをも髣髴とさせる カリフォルニアを代表する銘柄かと。

偶々ですが、ご準備していた果実の 金冠と苺とパイナップル。金冠もよろしいかと!ですが、やはり パインが正に。

Sommelier R.Imamura