Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

シャブリと侮るなかれ

明らかに今日は、京都への観光の方々の雑踏が。とは言え、陽も落ちて そろそろ落ち着くのかな?

まま、兎に角 京都が少しでも潤うことは重要ですが 賛否はあるだろうなぁ。

とは言え 何とも 閑散としている僕のカウンターでは 深夜のNHKの番組を連日見ると 考えさせられます。一昨日は温暖化に昨夜は水資源の枯渇について。アメリカの牛肉のトウモロコシのことはよく聞かされますが 南アフリカのワインについても。日本に輸入される ボトル1本に 彼らは水資源を数十本必要とするようで。生産者は自分達で貯水池を作り スラムで生活する人達は1日バケツ2杯の水で生活しているそうです。この ワインの話題になると リアリティは増します。何処までが真実かは個々の判断によりますが これからの10年で 分岐点との。嗜好品として贅沢品の最たるものとして これからのワインはどうなるのか?尽きない不安が有るのは事実かと。

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画像は、白ワインを代表する銘醸ワインのひとつの シャブリ。とは言え シャブリ?と言うイメージでしょうか。以前祇園街のお姉さんが 卑下されていましたが シャブリにも 格付けと生産者によって その酒質は全くと言ってよいほどの差が。そして、それ以上に 価格の高騰は遂にはここにも。

この生産者は フランソア ラヴノー、古典的な造り手として ヴァンサン ドーヴィサと並んで 特別な立ち位置に。先日のワイン商のオファーでは ヴィンテージは2010年代でありながら原価で桁が超えていた。まま、ここのワイン商は中々お高いところなので お取引きは正直止まっていますが 情報としては。

ちなみにエチケットはカビだらけですが 手持ちのボトルは2種の '97の モンド トネル、'93の バトー。どちらも 既にお安くは無い シャブリ?なのですが 常に価格は変動する程の印象です。特に この手の希少なボトルに関しては ご理解をいただきたい。

ただ、先の話題に関連すると思える部分もですが こう言った市場の異常さも 問題とは思いますが。

Sommelier R.Imamura