Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

Hermitage'73

f:id:Budounokura:20210822171348j:image

今朝は、慌ただしく かくにに動かされた。

まま、朝から昨日の休養から取り替えつもりで早起きしたのですが 携帯とタブレットにも履歴が有り おそらくは誤作動だろうと想定は出来ましたが 一応確認に。

セキュリティ会社さんからの着信とメールがあり 僕は完全に寝ていたのですが その後の経緯も併せてセキュリティさんの出動も有られたようで。しかも2回も。流石に心配は無いわけではないので、シトロエンで少し飛ばし気味に。6:00ごろの日曜日は、流石に気持ち良くアクセルも踏み込め 早起きは 別の意味では良いもので。結局は、何も無かったものの 兎に角 店舗の大型ウォークイン ワインセラーのガラス面の結露は尋常じゃないのですが。セキュリティの温感センサーは 多分この湿度による水溜まりに反応?と勝手に思い込みながらも 取り敢えずは何事も無かったことに安堵も。

ただなぁ、今までは無かったのに深夜に何度も呼び出されると身体も持ちませんが。

で ある晩のヴィンテージ'73は

・Bourgogne'90 Charles Noellat

・Hermitage'73 Stanley Hatt Creek

ヴィンテージ'73、オーストリアは 正直このくらいのオールドは グランジくらいしか記憶に無く。ある グランジですら 熟れ熟れの熟成の甘みに 恍惚でしたが、この スタンレーのハーミタージュ 意外な程のパワー味わいで。

これもですね、実はセラーで横に寝かせていたのですが 多少の液漏れが見受けられていたのです。液面も当然落ち気味でしたので 顧客の方に確認の上のトライになりましたが これがコルクも意外なほどに すんなりと抜け 香りには 醤油のニュアンスを想定しておりましたが これが全く。健全で寧ろ若々しいダークチェリーのアロマが全開で。角は取れた果実の塊は、正に飲み頃のシラーズの姿をしっかりと且つ優しく表現しており。中盤からは やや降っていく姿も見られる これも意外ながらも これもまた 敢えての抜栓の必要も無かったかも?ですが、これもまた何かのご縁なのでしょう。

ヴィンテージ'73の これも素敵な エゴイズムで。

Sommelier R.Imamura