Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

素晴らしき横浜の晩

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昨夜は臨時休業をいただきました。

9:00代の新幹線にて 前夜のワインが残る肝臓に疲労感は否めないものの 何れにしてもこの時期のご利用は本当に有り難く また少しづつ冬の危険な要因も見え隠れかと。

アクセスに不便な印象のお世話になる大病院ですが、もうこの機会にタクシーさんにお世話になることで時間と疲労 また感染の危険を減らせるのであれば。とは言え、個人タクシーさんの運転手さんは マスクしてなかったなぁ?

そして、今回の結果 年末の11月と12月は 暫しの休業をいただくことになりそうです。数値は随分落ち着いており、お薬の効果ははっきりと出ているようですが アルコールに起因する数値が やはりの異常な数字に手術の困難な点が指摘されているだけに 毎日運動はしているのですが 悩ましいものです。顧客の皆様方には多少のご報告とご理解はいただけていると思いますが 少しずつご説明もいたしますので よろしければ またお声をお掛けいただけましたら幸いです。

で 昨夜の 御馳走様でしたは

検査をこなした後に お約束をしておりました横浜の顧客のもとに。JRで30分程かな?京都から大阪くらいの印象でしたが、何もない?ともおっしゃられるものの イベントさえ再開されれば 此処はまた多くの方々の来訪が戻ることを。そして、美しい湾岸エリアは京都ではあり得ない 大きな建物が乱立する 大都会だなぁ〜と田舎者感は否めません。そして、あのプランを使用してとは言え 贅沢なホテルのご手配までしていただき 何とも申し訳なく。

そして、夕食は中華街のあの名店を御馳走様していただき 何もかも美味でした。まま、懐石風に少しづつでしたがコースで贅沢な品々に意外に食べれたなぁ しかもワインも3本を。下世話は話題をお伝えしながらも ワインリストから気になるものも。

カリフォルニアのシャルドネのカリン セラーズのヴィンテージ'96は懐かしい銘柄で僕のカウンターでも扱う機会が有りましたが 此れは素晴らしいのはわかっているので。99が在りましたので、こちらを。21年の熟成ですが、これも幾分硬さが残るものです。とは言えブルゴーニュの赤ではDRCでは90年代はありましたが それ以外では唯一の‘90年代ですのでこれはこれで面白味の有るリストの中の逸品かと。

そして、メインのお料理のころにはワイン選びは悩ましいものの老眼がなあ。僕の顧客の皆様にもご迷惑をお掛けしているのでしょう。見落としていたもうひとつのカリンセラーズのセミオンのヴィンテージ’01なんかが有ったとは!余韻の淡さは、穏やかながらも その熟成感は綺麗に進んでおり中間に挟んだ赤ワインもボージョレであったことが また引き立つ幸いで。

そして、その後の〆ワインは ご自宅へと。お引越しされており もうホテルと変わらないでしょう!整然と整えられたお部屋は 彼らのライフスタイルが見えてきます。また、ワインセラーの中には 此れまた素晴らしい銘柄の数々に目も眩む流石のラインナップに ジャイエはご遠慮ですがシャトー・ラトゥールを。ヴィンテージもリコルク物で‘83を久々に。これぞ飲み頃の逸品と言うのが森の下生えと言いますか。大分、疲れが出まして そそくさとのお別れでしたが いやあ素晴らしい極上の晩にお返しが難しいなあ。心より ありがとうございました!

Sommelier R.Imamura