Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’03’99’98’90’85

休日は、次男と祇園町界隈のダイレクトメールのポスティングに。
今回の遭遇は 多分なのですが 新幹線のあの吉本芸人さんに。とは言いながらも失礼ながら どなたか正直僕は解らず。キャップを被っておられたのも有りますが お名前も存じてはいないもの現実で。ただ、新幹線ではっきりと解るし 人気のようで 女の子が しっかりと張り付いておられ。次男が気が付いたのですが なるほどでした。
で 先週末の9月の最終は
・Lanson Black Label Brut
・Sancerre Les Monts Dames’98 Pascal Cotat
・Graves’03 Primo Palatum Bordeaux
・Savigny Les Beaune’99 Antonin Rodet
・Chateau Filhot’90 Sauternes
・Fune de Bourgogne’85 P.Dubreuil Fontaine

こちらも名古屋からの律儀なムッシュが。今宵は、若いお取引先さんかな?真の真っ直ぐな印象の方でしたが 僕のような毒された考えかたとは無縁なような。
泡・白・赤・蒸留酒までの予定にて グラス・アイテムを。
ランソンのブラック・ラベルは まま 前座にて。
今宵の 貴重なひとつのサンセールの熟成です。前回は、やや酸化のニュアンスの気掛かりがありましたが やはりの今回は ぐっと熟成感に変化しており。これで やはりこの造り手のポテンシャルも改めて。サンセール最上の造り手のひとりのパスカル・コタの シャルドネにも見まがう 上質な密度に フロマージュが 引き立ちます。
赤は1種でかな?でしたが お時間の都合も叶い 2種にて やはり個人的には 赤はボルドーブルゴーニュが 比較出来れば また興味深いものです。まま、ヴィンテージなどは 合致出来ておりませんが それでも明らかな違いを感じられる ’03のカベルネ・ソーヴィニヨンに ’99のピノ・ノワールを。
お好みはボルドーのようでしたが そうですよね 20代中頃ですから ボルドーが現実的なのは理解出来ます。
その後は貴腐にフィーヌまで。
貴腐は希少なフィローの’90ですので これはまた 甘美な濃密な滴ですね。これで 個人的には 〆なのですが 少しパワーが物足りないのですかね やはり 熟成した デジスティフが必要のようで。
ヴィンテージ’85のこれもまた 抜栓後も十分に柔らかくなっており。とは言え やはり蒸留酒 この辺りでは十分に 飲み込んでおり 中々の酔いのまわりも。ですが これくらい飲み込んでいただければ また ワインの比較も会話も 楽しませていただきました。顧客はどうでしたかね?
今週も週末にお待ちしております!
Sommelier R.Imamura