Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’00’88’83’82

休日も本日も慌ただしく 動き続けて。随分寒さも厳しくなりつつですが まま そのほうが 冬らしくてよろしいかと。久々に葉巻の仕入れにも伺いましたが ワイン同様にこれも高額なものだな。これとこれと と言い始めると まま結構な額になりますな。
で 先週末の やはりの学会のドクター達は
・Clos de Vougeot’83 Chateau de La Tour
・Lanson Noble Cuvee Blanc de Blancs’00
・Les Fiefs de Lagrange’88 St Julien
・Connetable Talbot’82 St Julien

結局 金曜も 土曜日も 学会のドクター達に カウンターを占拠していただき 久々のお時間でも。ご紹介いただいた 北海道大学のドクターは結局お越しになられませんでしたが・・・・・。
今宵唯一の歯科医のドクターは、眼下の後輩の先生を伴われて。今夜はシャンパーニュでは無く 赤の熟成を。完全にエチケットは 朽ち果てつつに シャトー・ド ラトゥールの’83のクロ・ヴジョは 中身が問題なければ 何の問題も。ややキャップシールの状態は気がかりなものの 透明感の極上のグラン・クリュは やはり裏切らない美しさを。あるソムリエさんが この造り手の安定感を説いておられましたが まま確かに このくらい飲み頃になると 正に飲み頃のベルベットを。
深夜の ママさんも 久々でした。8名様でしたが この中におられたドクターは結局 連夜のご利用に。心より感謝いたします。
ノン・ヴィンテージのシャンパーニュからの仕切り直しを問われましたが 結局 贅沢に’00のブラン・ド・ブランに。ランソンの高貴なキュヴェは これも最後の1本でした。まだまだ若さも残しますが シャープさは 穏やかになりつつの円みの出始めた酸は 深夜にも楽しいシャンパーニュかと。
対照的にボルドーをセレクトされるドクターでしたが どうやらご自宅には 父上のワインのコレクションが多数のようで。最終決定権は ママさんに委ねられましたが やはり 僕のカウンターでは このくらいの熟成が。セカンドクラスながらも ’88’82となれば俄然興味深く。そして流れもまた意味深く 格付け以上に今回もやはりヴィンテージが。勿論’88も優良なヴィンテージながらもこの’82は 流石の味わいに 今宵の〆に最上のタルボのセカンドで。ほろ苦い余韻に ブルゴーニュとはまた異なる世界観ですが まま個人的にはですが。勿論 偶にはボルドーも ほっこりと。
Sommelier R.Imamura