Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’97’96’92

本日の出勤時は 久々の夕立が。僅かな場所のずれで 雨脚も大分変わるかもしれませんが 僕自身は それほどの濡れ方では。傘もささずに ですので。ですが 店舗に着くと厳しいほどのバケツをひっくり返したとは このことで。観光の方々は大変でしょうが 店舗の窓から眺める 雨の様子は 中々の絵に為ります。
で 昨夜の どちらも 久々の方々は
・Nyetimber Brut Blanc de Blancs'92
・Bourgogne Blanc'96 Leflaive
・Nuits Saint Georges Les Damodes'96 Jayer Gills
・Siduri Santa Lucia Highlands Pinot Noir'97
・Chateau d'Yquem'96 Lur Saluce

8月のスタートを早く切らないと。そんな気持ちが焦りを覚えますが これで何とか何とか遅れていた顧客の皆さまへのダイレクトメールを 投函出来たという まま情けない状況では ありましたが・・・・。
おそらくは 5年ぶりくらいだと思うけど?まま、それでも こちらのムッシュをお連れいただいた何時もの社長には 勿論ですし 彼自身にも以前は本当に良くしてもらっていたので。また、ご紹介いただけた方々とも 今後の繋がりが有られたら 心より幸いです。
シャンパーニュからの スタートでしたが ブラインドで またまた意地悪をしたので 厳密にはスパークリングで。ですが、イングラッシュ・スパークリングは 以前の印象から 本当に綺麗に熟れていた。以前から気になっていたのはコルクの質の悪さではありましたが おそらくは ソムリエの大半の方も テイスティングの答えはシャンパーニュにしか思わないだろう。それくらい 品質の向上は確かで 落ち着いた蜂蜜の香りは まさに心は離さない 上質なもの。近年の若いヴィンテージの価格の高騰も頷けるもので。
お次は白へと 向かいますが これまた意地悪かもしれませんが ACの熟成を。確かもう 1本手持ちが有ったのでは?と自宅の地下でしたが 残念ながらの最後の1本で。こちらもまた価格の高騰が激しいルフレーヴですが 淡さは否めないものの個人的には十分に果実と酸のバランスが美しく 滑らかで存在感が。まま、中々機会は稀な状況ではありますが。
朝方まで拘束してしまった感はありますが こちらも久々の。他店さんへのご利用が やはりですが そうだなあ 品揃えだけかもしれませんが 僕のセラーにもシャンパーニュ・バーには負けないシャンパーニュのストックがしかもオールドがありますが・・・・。
まま、それでも今回は久々にブルゴーニュの熟成を!でしたので これもまた幸いで。またまたのワイン・ボランティアを為されているお姿の両手に華ではありましたが。
'97と'96と言うのが 長い期間 彼を見ておりますが 以前は'80年代前半だったんですがね・・・・。
ジィエ・ジルのダモド、以前は ジャイエとは言え?とは思っていましたが やはりこの造り手も素晴らしい味わいを約束してくれます。メオ・カミュゼの村名との選択しでも こちらが断然お勧めでしたが 骨太で濃密な果実の凝縮感に熟成した柔らかさは 吸い込まれるようで。
比較にはならないかもしれない?ですが、先の1本に負けない果実味を考えるとカリフォルニアの濃密なスタイルが安堵感も。ぎゅっと詰まった果実の味わいに 勿論文句はないでしょう ただただ時間的には やや濃すぎる感も否めない。
〆は 持っていて良かった!そんな 貴腐の王様で。'96で 攻めれるあたりが お好みがどちらかはっきり解ります。久々のイケムは 何時もながらの裏切らない 甘美な世界観に そして酸の綺麗さが。これが また もう1杯飲みたい!と誘惑にかられる 魔力でもあるのです。紫煙とともに気が付けば 6:00前・・・・・。
またまた よろしくお願いいたします。
Sommelier R.Imamura