Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’94’89’71

本日の出勤は、何時もよりは 早めに。またまたですが、中小企業経営診断師の方とのお話を。実際には、やはりと言いますか 中々抜本的な解決方法などは 無く 既に行ってきたことが ほとんどなのですが まま ひょんなことから発覚の 同級生でしたので また再度お願いも。いずれにしても 他の方のご意見も お伺いする貴重な機会ととらえて。
で 昨夜の16年ぶりの再開は
・Aloxe Corton 1er'94 Faiveley
・Ridge Cabernet Bradford Mountain'89
・Chapelle Chambertin'71 Bouchard Pere & Fils
・Grappa di Moscato Marolo

高校の同級生の 彼は 実際には 本当にかっこいい 年の取り方を。しかも 職業も船長さんと 男前の彼です。まあな、唯一だったんじゃないかな?高校の頃から 将来の職業を決めていた友人は。商船大学の寮に遊びにいった ことを懐かしく思い出します。また、その頃のロードスターに未だにエンジンを3度乗せ換えて乗り続けている彼にも かっこよさを。
19:00ごろからの スタートに まあ よくよく飲み込んだなあの2:00過ぎでした。
ボランジェからでしたが これもあっという間の 彼は流石の酒豪です。
フォワグラのカナッペなどを摘まみながらの 流れで 白ワインへと。ホワイトアスパラのソテーに生ハムで フェヴレイのアロース・コルトンのプルミエの白は 非常に熟れており とろりと滴るシャルドネの ゴージャスな味わいで。
ラタトゥイユをソースに見立てた パスタに そろそろ赤へと移行する リッジの カベルネの熟成を。'89は あの方の為に残しておきべきですが 訳あって こちらにも。話題は尽きない 思い出も有った為ですが このカリフォルニアも 流石の優美な甘みを湛えて。
再婚組の彼らには '71を。女性の年齢で失礼ではありますが、僕たちの'73とは比較にならない優良なヴィンテージの'71は 今宵最上の。ブッシャールではありますが シャペルは やはりグラン・クリュで 裏切らない 洗練された味わいを。
〆は、やってしまったのグラッパを。ここまでに既に馬肉のカルパッチョを 出し終わり紫煙を上げていましたので 嫌な予感もありましたが これもまた熟成した マローロの希少なグラッパで。モスカートと言うことも合わせて 熟成した 甘美な甘みが 終わりを告げないものに。結局、グラッパも空けてしまう 何とも極上の今晩でした。
そして、彼は 次は海外赴任か。5か月の航海よりも 今度は奥様もご一緒に行けるだけに 良かったね。またまた、機会を欲する 飲み友達かと。色々と失礼が有ったかと思いますが これに懲りずに。
Sommelier R.Imamura