Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ハーフにて’92’85

休日は、次男と 月末の作業のダイレクトメールのポスティングを。花粉の症状を嫌って マスクをして春の祇園街を流すのですが 昨日は流石に暖かく 顔の口周りには嫌な汗も。観光の方々を縫うような蛇行にもなりますが 4月は致し方ないか・・・・。
で 先週末のハーフの晩は
・Chateau Gruaud Larose'92 St Julien
・Cote Rotie'85 J.Vidal Fleury
・Cote de Provence Miravel Rose'14 Jolie−Pitt & Perrin

前半から 久々の歯科医のご夫婦が。土曜日の前半、が決まっての顧客ですが ハーフの頻度が高いのもこちらの特徴かな?前座は、ロデレールのハーフのシャンパーニュから。
そして、ここからが僕のワインリストの もうひとつの特徴なのですが ハーフのリストだけでも 全約100種のラインナップですので 他のワインバーさんのボトルのリストをも凌駕する可能性も?まま、数ありゃ 良いってものではないですが 無いよりは有った方が?の品ぞろえにも。
そして、またヴィンテージもレギュラー・サイズ同様に飲み頃にも拘る もうひとつの売りにもなるのですが。
ボルドーからは、やや しなやかな姿が見える '92の王のワインのグリュオ・ラローズを。熟成しきった!そんな味わいにも 理解が有る彼らには 問題はなかったようで ケースで仕入れたこのハーフも 手持ちは僅かに成りつつあります。
これもまた、賛否の有る造り手でもある ローヌの逸品ですが。'85とは言え?ですが このヴィダル・フルーリーの焼けた丘は ポートのニュアンスを含ませながらのブルゴーニュ・タッチではありますが やはりシラーのエッセンスが そこはかと。
ワイン談義に 何時もながらの華が咲くのですが 今宵も 三分の一を分かち合わせていただきながらの 週末の前半で。
後半に掛けての久々のマダムは、こちらも土曜日の方で。甘いワインばかりでは?の流れから徐々に色々とトライをしていただけており。今回は、春の桜を意識?してのプロヴァンスのロゼを。正に4月にお勧めを?すべきの銘柄かな?特にレストランさんではですが。あのご夫婦がプロヴァンスのシャトーを買い取って ローヌのペラン家に仕込ませているもので。実は、初テイスティングでしたが 想定通りの すっきりと そして ほのかな甘みも好印象の カジュアルにも また 少しリッチな気分にも。
女性ながらも役員さんのマダムですので 会話も興味深いもので。偶には、気分転換にも お待ちしております。
Sommelier R.Imamura