Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’96’55

本日のお昼間もジムに。久々に 起きれない感じの お昼間でしたが 最近はfitbit なる万歩計ですが 目覚まし機能も付いているので。手首で 振動してくれて 意外に目が覚めるのです。
で 昨夜の久々の素晴らしいワインと オールド・シャンパーニュ
・Latricieres Chambertin'96 Simon Bize
・G.H.Mumm Cordon Rouge'55 375ml

辛うじての展開に為りつつなのでしょうか?の昨夜の動きは、ご予約で想定はしておりましたが 結果はそれ以上に。感謝の気持ちでいっぱいの ご紹介にもなりましたが 買い付けてから確実に10年くらいは 待ちましたのボトルも。
お話の流れで そうでしたか M & A と言う奴ですか。流石にやり手の若社長 わくわくさせてくれます。そのご商談も 詰めの段階のようでしたが ご予算をお伺いしておりましたので 豪華なワインを。ただただ、紅一点になるべくのマダムはインフルエンザだったようで 今回は。お二人での結果 2本のところを1本に集中して。
ゲストは、もうピノ・ノワールしか赤は飲まない!のお言葉に想定は可能で。6種の選択肢の中にはヴィンテージ'59まで含まれておりましたが これでお話が繋がる切っ掛けにも。
お産まれはヴィンテージ'55と知りセールスが叶う コルトンの'55のアルサー・バロレも こちらも10年の機会を待ちましたが 後日お届けする次第の 売り上げに。少し残念なのは テイスティングが叶わなかったことですが そんなことは言ってられない!ありがとうございます。
選択されたブルゴーニュは、故人の遺作の偉大なグラン・クリュのラトリシエール。‘96は、かなり初期の作柄かと。20年の熟成を経たこちらも確実に10年はセラーにて。幾分若さも残す'96ですが まさにソムリエ・シリーズの大ぶりのワイングラスが その真価を発揮いいたします。7ha.ほどのこのグラン・クリュは、偉大な特級の中では 何時もやや繊細さが主張されるクリマですが やはり造り手の技量が現れる上質なもので。熟成の過程を 綺麗に凄し 肉付きの良い ジューシーな果実の塊で。
思い出した もう1つの'55に。ハーフと言うのも結果的に 心動かさせられるもので。ハンフリー・ボガードの"君の瞳に乾杯"の台詞のシーンにも使用されるマムですが F1のシャンパン・ファイトでは来年からは使用が変わるそうですが。
完全にシェリーの風味も湛える この熟成のピークを 下りつつある ボトルですが ここにも好みが。個人的には、アモンティリャードの甘みを含んだ 酒類の中でも 極上の1本。
これで手持ちの'55は、無くなった・・・・・・。探さねば。
Sommelier R.Imamura