Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’84

本日のお昼間は散髪に。色々と有りましても やはり最低限の身だしなみかとも思われます。月に1度は、気持ちも切り替わるものですので。
そして、出勤後は 昨夜のご依頼を。お近くとは言え 以前の店舗から比べると やはり祇園町のクラブさんへのお届は やや遠くなってしまいました。少し早目の出勤が功を奏して 無事に。フロマージュのお届けですが、それにしても21:00オープンのお店でも18:00前にはボーイさん達は出勤してるのか。そんなに準備があるのかな?ですが。 
また、普段は見慣れる祇園町ですが やはり暗くなると何時もの街並みも異なることが今更ながらに。新しいお店もちょこちょこ増えておられ。
で 昨夜のローヌは
・Cote Rotie’84 E.Guigal

こちらから見えていると言うことは あちらからも。
そらあ、そうだよな 舞妓さんの あの衣装は 5Fから眺めていても 斜め向かいのローソンさんの前を歩かれていても 目立つのですから。道を挟んだ クラブさんの窓から 昨夜は眺められる風景も・・・・。まま、ソファー席はカウンターよりも1段上がることも要因かな?
そして深夜の お二人は今宵も。週末は暇やと?だから帰りたくない ご様子が見て取れましたが ままお飲みいただく形なので。
何時もは白なのですが、今宵は赤のリクエストに結局お勧めのローヌを。あっという間に 本当の意味での飲み頃の銘柄は売りつくしたようなイメージでもありますが 今回の’84が正に。世評では最悪のヴィンテージの’84ですが、これこそが正に飲み頃の 透明感を感じさせる味わいかと。焼けた丘を 表するロティですが、完全に硬さは解れ 外交的に寄り添う 甘美なシラーを。まあ、余韻や 果実の味わいの大きさには やや劣る部分も見て取れますが 体に染みいる味わいは ブルゴーニュ や ローヌには共通項が感じられ。
大きな造り手のギガルですが これがまた安定感に。
そう、マダムのお好みの音楽を聴きながらの帰り際で。Kenny G は 本当に都会的で これもまた 懐かしく。
Sommelier R.Imamura